ボケても、家族がいなくても、「理想の死」は迎えられる
コロナ禍の時代にこそ考えたい、「理想の死」の見つけ方
「万一、何かあったら心配」「1日でも長生きしてほしい」……本人に良かれと思って誰もがとる行動が、じつは高齢者を孤独に追いやっている。
「好きなものを食べたい」「自由に外出したい」「死ぬ前にもう一度、自宅に帰りたい」、そんな人間として当たり前の希望を、願っても仕方ないと口に出すこともできない。
私はそうした高齢者の方々をたくさん見てきた。
おじさん達がかなり真剣に桃鉄をやっています。
こういうのが好き😆 pic.twitter.com/p4L1fHoDi8— 森田洋之@「医療」から暮らしを守る総合医/「うらやましい孤独死」(フォレスト出版)発売中! (@MNHR_Labo) March 25, 2021
どんなに安全を求めても、安心を願っても、人間は必ず死ぬ。いま本当に求められているのは中途半端な“安全・安心”ではなく、その“安全・安心”の呪縛から高齢者の生活を解放することなのだ。
「うらやましい孤独死」は、そのもっともわかりやすい例だろう。
「映画、痛くない死に方をみて、在宅で生きることに関心をもちました。この本のような概念がスタンダードになるといいなと思う。」
「病院で死ぬのが当たり前になっている世の中。どうして日本は寝たきり老人が多いのか、納得しました。どうやって、最期を迎えるのか考えなければいけませんね。」
「前著「日本の医療の不都合な真実」でも日本の医療の仕組みの根の深い問題点を大きな説得力を持って指摘する鋭い内容でしたが、今回の新著でも医療従事者にとって非常に痛いところを突かれる内容となっています。」
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