樹上でにぎやかに鳴くセミの体内には、冬虫夏草というキノコが潜んでいる。
興味津々、見えない世界を覗いてみよう。
地下生菌、変形菌、冬虫夏草、地衣類など、普通はあまり目につかないマイナーで不思議なキノコたちを取り上げ、今も次々と新たなことがわかりつつある、菌(キノコやカビの仲間)と様々な生き物とのつながりというホットな話題を、おなじみゲッチョ先生が体験をもとにやさしくレクチャー。
驚きに満ちた、いとも多様な共生関係。
著者によるイラスト満載、カラー多数。
【??本に登場のご本人??】
盛口満著「歌うキノコ 見えない共生の多様な世界」(八坂書房)に登場している“コーヘイ君”、実は当館の学芸員です????
“コーヘイ君”が #新種 の #冬虫夏草 を発見するに至ったストーリーも含めオススメの1冊ですよー???#偶然出会える博物館 #栃木県立博物館 #栃木 #博物館 pic.twitter.com/uRIbWweTVR— 栃木県立博物館 (@TochigiPrefMuse) November 13, 2021
「今回のテーマは冬虫夏草。
沖縄や奄美で実際に冬虫夏草を採取しながら、最新の研究動向に踏みこんでいく内容だ。
冬虫夏草のような菌と昆虫の共生については、いまものすごいスピードで研究が進み、次々と衝撃的な事実が明らかになっている。そのあたりを、親しみやすく分かりやすく解説してくれているのが嬉しい。
生物学のワクワクを感じさせてくれる一冊だ。
多数の図も収録。それにしても、冬虫夏草の種類の多さには驚愕した。
変形菌(粘菌)の章もあり、南方熊楠のことも詳しく語られている。」
|