絶縁家族 終焉のとき 橘さつき (著) さくら舎 (2021/12/9) 1,760円

試される「家族」の絆。

親子ほど不可解で答えのない関係はない!

2021年5月6日、NHK「クローズアップ現代+」が、家族問題をテーマにした「親を棄ててもいいですか?~虐待と束縛を越えて~」を放送し、SNS上で大きな反響を呼んだ。

これは、家族関係に悩み、絶縁状態に苦しんでいる人がいかに多いかを示すものだった。

親子愛・家族愛信仰が強固な日本では、親子の縁は容易く切れるものではない。

親からの虐待、ネグレクト、過干渉や束縛に悩んできた40代、50代の人が老いた親から解放されたくても、親も社会も子が親の面倒をみるのは当然と考えている。

問題を抱えた家族とその葬送について7年にわたり取材を重ねてきた著者が、“絶縁家族”の実態と、絶縁状態のまま家族の死を迎えた人の苦悩を浮き彫りにするノンフィクション。


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