祝祭のハングマン 中山七里 (著) 文藝春秋 (2023/1/10) 1,925円

法律が裁けないのなら、他の誰かが始末する。

司法を超えた復讐の代行者――それが〈私刑執行人(ハングマン)〉

現代版〝必殺〟ここに誕生!

警視庁捜査一課の瑠衣は、中堅ゼネコン課長の父と暮らす。

ある日、父の同僚が交通事故で死亡するが、事故ではなく殺人と思われた。

さらに別の課長が駅構内で転落死、そして父も工事現場で亡くなる。

追い打ちをかけるように瑠衣の許へやってきた地検特捜部は、死亡した3人に裏金作りの嫌疑がかかっているという。

父は会社に利用された挙げ句、殺されたのではないか。

だが証拠はない……。

疑心に駆られる瑠衣の前に、私立探偵の鳥海(とかい)が現れる。

彼の話を聞いた瑠衣の全身に、震えが走った――。

「いつもながらの登場人物の感情描写には心打たれます。読者を驚かせるストーリーもエンディングも自然に入ってきて、それぞれの人物に親近感を覚えて犯罪の筈なのに、いつの間にか応援してしまっています。シリーズが続いて次作品が公表されるのを楽しみに待っています。」


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