阿武町誤送金問題…田口容疑者を3回目の逮捕

4630万円誤送金問題 24歳男を3回目の逮捕 電子計算機使用詐欺の疑い 山口県阿武町

今年4月、山口県阿武町で発覚した4630万円が誤って送金された問題で、警察は6月29日、田口容疑者を再逮捕しました。

同じ容疑で逮捕されるのは3回目です。

電子計算機使用詐欺の疑いで再逮捕されたのは阿武町の無職・田口翔容疑者(24)です。

不法に利益を

警察によりますと、田口容疑者は自身の口座に阿武町から誤って4630万円が振り込まれたと知りながら、今年4月、このうち3592万円をオンライン決済サービスで決済代行業者の口座に振替え、不法に利益を得た疑いが持たれています。

3回目の逮捕

町の説明によると、田口容疑者は誤って振り込まれた4630万円のうち約4300万円を3つの業者に振りかえていて、今回は同じ容疑で3回目の逮捕となります。

田口容疑者の弁護士は和解を提案

一方、田口容疑者の弁護士は28日、記者団の取材に応じ、誤送金分について「全額の返済が完了した」と語り、これまでの訴訟で町が田口容疑者に請求している弁護士費用などの諸経費約500万円についても全額支払う和解案を町に提案していることを明らかにしました。

ネットの声

「不当利益返還請求について和解ということですね。電子計算機使用詐欺罪は和解すると残念ながら執行猶予がつきそうですが、犯罪収益移転防止法容疑や賭博容疑では立件は難しいのでしょうか?」

「全額返済したというが、自ら進んで返済した額はごくわずかだろうに。大半は町側の弁護士が振り込まれた先の業者から返還させたんだから。」

「田口容疑者の弁護士は28日、記者団の取材に応じ、誤送金分について「全額の返済が完了した」と語り、決済代行業者が市に支払ったもので、田口容疑者は返金していないのでは?」

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