4月に行われる衆議院東京15区(江東区)の補選。
国民民主党は27歳の高橋茉莉氏を公認候補として擁立予定でした。
しかし、突然の公認取り消し。
いったい何があったのでしょうか。
目次
高橋茉莉氏のプロフィール
まずは、高橋茉莉氏のプロフィールを見てみましょう。
出身地:東京都新宿区
生年月日: 1996年11月12日(27歳)
血液型:A型
学歴:立教女学院小学校、調布市立調布中学校、東京都立西高等学校、慶應義塾大学文学部人間科学専攻卒業
職歴:アナウンサー→会社員→政治活動家
絵に描いたようなエリートコースです。
しかし、学歴はともかく職歴には疑問符がついているのです。
特にアナウンサーの部分ですが、実態がありません。
会社員についても後述しますが、この部分が今回問題になっているのです。
仕事で差別することはいけないことですが、それに付随する問題が高橋茉莉氏については見え隠れするのです。
さらに、学生時代から芸能事務所に所属。
タレントとしても活動していたのです。
慶応大学在学中に『ミス慶應コンテスト』に出場、さらにはミス日本東日本代表に選出されるなど、
美貌にも注目が集まりました。
タレント活動をしていたのは間違いなく、テレビやラジオ、さらにはネット配信番組に出演した実績が確認されています。
政治家を志したのは、学生時代のフィールドワークの経験が大きかったようです。
大阪の西成に家出少女として2週間、安宿に連泊して実態調査を行ったそうです。
国会議員はおろか市議会議員にさえなっていない、さらにいえば立候補すらしてないのに「政界」を引退ってな。
茶番も甚だしいのでは。
「涙で訴え」みたいな女性を武器にして世間に訴えるような人は政治家に向かないと本気で思うよ。#高橋まり #高橋茉莉 #国民民主党 https://t.co/TMpHShLIvZ pic.twitter.com/ezFf7CxIua
— 東京上空?? (@tokyojoku) February 25, 2024
どうして公認取り消しになった?
まず、高橋茉莉氏が国民民主党の公募に応募。
そこで、公認が内定したそうです。
公党が公認を出すくらいですから、輝かしい経歴・実績が評価されたのは間違いありません。
しかし、その経歴が偽りだったとしたらどうでしょうか。
経緯としては、国民民主党が高橋茉莉氏に対してやんわりと出馬の辞退を勧めます。
表向きは「体調不良を理由に辞退しろ(高橋茉莉氏談)」ということだったようです。
それに反発する高橋茉莉氏。
高橋茉莉は衆院東京第15区補選で国民民主党から
「立候補を断念しろ」と言われ
涙を飲んで引き下がることに致しました
理由はラウンジ勤めていた過去があるからです
生活保護を経験し、頑張って奨学金で慶應を卒業しましたが、多額の返済が残った
ツィート消されるpic.twitter.com/pvUIWFTxsF— シロクロつけるパンダ (@applideveloper) February 25, 2024
それではということで、国民民主党は「(高橋茉莉氏の)過去の行為に法令違反の可能性があった。」
としたのです。
よく言われているのが経歴詐称です。
これについては、学生時代にフリーアナウンサーとして活動していたという経歴。
これはまったく活動の実態が確認されていないということのようです。
内輪で行っていたアナウンス活動を「フリーアナウンサー」として申告していたのかもしれません。
それでも、実態がなければすでに発表しているので経歴詐称であることは間違いないでしょう。
そしてもう一つが生活保護の不正受給です。
生活保護を受けていたのは間違いのない事実です。
これについては、いろいろ議論の余地があり、明確な答えがない状態ですが、
生活保護を受けながら学費の高い私学に通学していた事実。
そして、ラウンジ勤めも問題視されています。
ラウンジというと幅が広く、風俗業であるのは間違いないようです。
いずれについても、高橋茉莉氏から明確な回答はなく、
国民民主党から公認取り消しになっても仕方のない事態となっているのです。
※高橋茉莉氏の投稿動画の中で、生活保護受給とラウンジ勤めが重なっているように取れる文言があり、それが問題視されているようです。
国民民主党は26日会見し、高橋茉莉氏の公認取消理由は「党として看過できない法令違反に該当する行為があった」と説明 pic.twitter.com/w4LzHKoIAk
— 東スポ文化部ニュース班(芸能政治社会ネット) (@tospo_seiji) February 26, 2024
高橋茉莉氏総バッシングの事態に
経歴詐称や生活保護不正受給など、いずれも確定ではありませんが、疑惑であるのは間違いなく、後々にほじくり返される懸念は十分にあります。
高橋茉莉氏はどうだったかというと、
都合の悪そうなエックスのポストを削除するなど、対応のまずさが目につきます。
同情的な声もあるのですが、ここぞとばかりにバッシングする声も多く、
SNSはお決まりの大炎上となったのです。
事前の身体検査が不十分であった国民民主党の不手際であるのは間違いないでしょう。
高橋茉莉氏側についてはどうだったかというと、
本人に悪気があった、ということではないでしょう。
どちらかというと「これくらいどうってことないはず」という意識が働いた可能性があります。
しかし、疑わしきは罰せられる風潮の世の中。
特に政治家を目指すのであれば、清廉潔白が求められます。
もっとも、すねに傷持つ政治家が多い中で、前途洋々な才媛をいきなり潰すのもどうかという声があるのも事実。
しかし、27歳という若さです。
次の次、さらにはその次を目指しても若さという点では十分でしょう。
それまで研鑽をして、今よりもさらに大きくなって、誰からもぐうの音も出ないくらい大きくなって再挑戦してもらいたいものです。
それにしても #高橋まり 、「#国民民主党 側から『体調不良を理由に立候補を辞退しろ』と言われた」というのが事実なら、国民民主がせめて今後の人生に影響が出ないようにと最大限の配慮をしてくれたのに自らそれを蹴飛ばしたことになるな。この“見えてなさ”では政治家は無理だよ#高橋茉莉
— イテヤ ユウジ (@ITEYA_Yuji) February 25, 2024
ネットの声
「法令違反なら党として告発すべきでは?プライバシーを理由に、政治に携わる人々が、法令違反をなかったことにしていいんですかねぇ。少なくとも公党として、一旦は公認していたわけなので、取り消し理由としてどのような法令違反があったのか、説明する責任があると思います。」
「ラウンジで働いてたことが理由なのではないのだろうと思う。おそらく党としては、どういう法令違反があったかは温情により公表まではしない意向だったとして、この方があまりにこだわるならはっきり公表すべきだろう。」
「ラウンジで働いてたことが理由なのではないのだろうと思う。おそらく党としては、どういう法令違反があったかは温情により公表まではしない意向だったとして、この方があまりにこだわるならはっきり公表すべきだろう。」