うそかまことか…島田洋七の80年代漫才ブーム時の仰天エピソード2選
1980年代「B&B」として活躍した島田洋七。
今回は弟弟子の島田紳助が「そのウソ、ホンマ?」と言われるほど話を盛ってらしたという洋七から伺ったエピソードを2つ。
うそかまことか???
目次
生活費がない??
80年代の漫才ブーム当時の驚きの収入。
当時、吉本を離れ、フリーのような状態で活動されていたB&Bは、ギャラがほとんどそのまま入ってくる状況だったそう。
当時はギャラは現金でもらっていたそうで、毎月の収入が数千万円。
たとえば5555万円なら、100万円の帯封の束55個を紙袋に、残りの55万円を封筒に入れて自宅に持ち帰り、奥さんに「はい、今月の給料」と手渡すのです。
ところが数カ月後に奥さんから「もう生活費ないよ、どうすんのん?」と言われてビックリ!
島田洋七さま、人気絶頂の時は押し入れに貯まったギャラが現金で3億円。漫才ブームが終焉し、コンビが解散。ビートたけしさまのマンションに転がり込み6年、一念発起で書いた『がばいばあちゃん』40数社の出版社を訪ね歩いたが全部断られる。自費出版で初版3千部、やがて670万部のベストセラー
— 村西とおる (@Muranishi_Toru) October 20, 2016
押し入れに紙袋ごと
「ちょっと待て! おまえなんぼ(金)使こてんねん!」と驚いて聞き返したら
「なんにも使こてないよ!」
「そんなわけあるかえ!」
「あんた給料なんぼあると思てんのん!」
と「先月は○○万円! その前が○○万円!」と封筒に入っていた金額だけを言われるので
「“紙袋”はどうしてん!?」と聞くと
「あんなもん押し入れに入れてるよ!」と言うので急いで押し入れから紙袋を出すと、
手つかずのまま現金が残されていて
「3億(円)ぐらいあったんちゃうかな、嫁はんもそんなぎょうさんのギャラをもらった経験がないからファンレターやと思て、中も見ずにそのまま押し入れに入れてたんよ。捨ててたらえらいことやで!」
と大笑いで話していましたが、その年は8億円ぐらいの収入があったそうです。
芸能人がテレビでギャラの額をはっきり言わない理由は、血も涙もない税務署がテレビ番組をチェックしているからである。
漫才ブームでたくさん稼いだB&Bの島田洋七師匠は、たくさん税金をとられた。— 正法神理・神仏習合・児玉華丸 (@shinbutsushugou) December 17, 2020
税金がすごいことに
にわかには信じられない話でしたが、後年、吉本の方に伺ったところ「あの当時フリー状態であれだけ仕事をしてたら、それぐらいはあったん違うかな」とみなさん一様に言ってました。
後日談で
「そんな大金手にしたことないから、家建てたり、兄貴の漁船を新造したりして全部使こたら、翌年税金が5億円ぐらいきて、経験がないからそないぎょうさん税金が来んのん知らんがな。払うのに何年もかかったがな!」
とちゃんとオチまでついていました。
島田洋七のギャラやばい笑。でもカトちゃんが前に全盛期の営業一本のギャラ確か1800万円て言ってたw異次元w
— エイティー (@ikimen85) July 18, 2016
ポルシェをキャッシュで
もうひとつはビートたけしと「ポルシェを買おう」と2000万円をビニール袋に入れてTシャツとジーパンでショップへ出かけ
「おまえ、どれにすんねん」と車種を決めて
「これちょうだい」
「お支払いは?」
と聞かれた時に袋から帯封の100万を出して
「100万、200万、300万……」と積み上げていったら
「店員があ然としとったな、そんな支払いする客おらんやろ。成金のアホやで、けど気持ち良かったな」。
キャッシュレスが主流の現代では考えられないことですが、芸人としては夢のあるお話でした。
たけしは自分がポルシェに乗っているところを見たかったそうで、「俺が運転したんじゃ、俺が見えねえじゃねえか!」とボヤいていたとか……。
伊集院光「何兆まで行ったんでしたっけ?」
島田洋七「兆って、国会じゃないんだから」…漫才ブームの頃のギャラの話。お札が押入れにドンドン溜まって行った話は、毎回驚くなぁ。 #ij954
— レイニー (@5_rilakkuma) April 11, 2018
ネットの声
「個人的には洋七が当時住んでいた埼玉の選挙区から国会議員選挙に立候補した時、気づかずに東京に入って演説していて、有権者でない人に向けて無駄な演説をしていたというエピソードが好きです。」
「洋七はホラ吹きだけどビートたけしとの逸話は真実で銀座で二人で豪遊した話とか多少盛ってるかもしれないがたけしも認めているしあの当時のB&Bのいきおいは凄まじかった。洋七師匠はホラ吹きだけど本当に楽しい芸人。」
「何十年も前だけど、渋谷だかどこかの寄席で洋七と間寛平氏が漫才をやってたのを観た記憶がある。笑い死ぬかと思うくらい面白かったな。」
「漫才ブームのときぶっちぎりで面白かったのはB&B。洋七のスピード、動きのキレ、漫才の神様が憑依したかのようだった。
それはもうツービートが「遅く」見えるほどで、たけしが「こいつには勝てない」と早々と降参したのは有名な話。」