BTSの新曲が米ビルボードのTOP10圏外に 田中秀臣氏「本当のことがわかっちゃいましたね」
7月12日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、韓国の人気男性アイドルグループBTS(防弾少年団)が、米音楽チャート「Billboard(ビルボード)」の13位に初登場したニュースが取り上げられました。
十分高い順位と思われるが、TOP10圏外は異例だというのです。
この話題について、寺島尚正アナウンサーと火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏が意見を交わしました。
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10週連続1位を達成したが不正操作疑惑も
BTSといえば、2021年発売の「Butter」が米音楽チャート「ビルボードHOT100」で10週連続1位を達成したことが記憶に新しい。
しかしこのとき、順位を上げるための不正操作が行われていたのではないかという疑惑が浮上し、BTS側がこれに反論していた経緯があるのです。
これを受けてビルボードは「1週間1ユーザー1集計」へルール変更を発表。ひとつの音源を重複購買(ダウンロード)している場合、重複分を集計から除くことにしたところ、6月10日発表のBTSの新曲「Yet To Come」は、1週目が13位、2週目が68位、3週目には圏外となったのです。
ビルボードがランキング不正対策を強化したら全米で大人気のBTSがランキング圏外に消えていった。
BTSはいったいどこで大人気なんだ?— ????????a???????? (@yumehome) July 11, 2022
本当のことが分かっちゃいましたね
この件について、アイドル研究者でもある田中氏は、意味ありげな声をあげました。
「あらあら、本当のことが分かっちゃいましたね」(田中氏)
驚きを隠せない寺島アナが思わず「いやいや待ってください」と制止すると、田中氏は、日本のアイドル界でも似た商法が行われていると指摘したのです。
ビルボードがチャート不正を正したらBTSのランキング落ちまくり。所詮は一部メディアの報道で、作られた人気だったと言う事だ。
— EDGE (@EDGE1GENSHIN) July 12, 2022
「日本のアイドルでも見かける商法」
「CDを複数枚買ってもらって、それぞれに特典が付くとかね。BTSの場合は、アーミーと呼ばれるファンが世界中にいっぱいいるのですが、(そのファンの方々が音源を)重複でダウンロードしまくっていた、ということが分かってしまったわけです。私、アイドル研究家としては『そうだったんだ、やっぱり』と、実証的なものとして興味深いです」(田中氏)
この話題は日本のネット掲示板でも「BTSファンの不正対策が効果てきめん」などと揶揄されています。
しかし必ずしも不正というわけでなく、マーケティング手法がやり過ぎと軌道修正を求められたと考えた方がよいでしょう。