失敗したくない!新車のオプションで付けるべきアイテムとは?
新車を購入する際に悩ましいのが、オプション装備の選択。
これも欲しい、あれも欲しいと選択していると、どんどん高額になってしまいます。
ただ、オプション装備のなかには、「これはもう当たり前装備でしょ、なんでオプションなの?」と思ってしまう装備も。
クルマの進化が急速に進んでいるいま、標準でクルマに搭載してほしいアイテムを4つ取り上げ、標準装備化を強烈に後押ししたいと思います。
目次
電動化時代には必須!! 「シートヒーター/ステアリングヒーター」
電気を使ってシートやステアリングホイールをピンポイントで直接温めてくれる、シートヒーターやステアリングヒーターは、体感上の寒さを大幅に緩和してくれるアイテムです。
手や背中、お尻といったクルマと触れる部分をピンポイントかつ素早く温めてくれるため、車室内の空気全体を暖めるエアコンよりもエネルギー消費を大幅に抑えることができます。
↑ホンダ「CR-V」のステアリングヒーター。ピンポイントだけを温めることで、エネルギー消費を抑えつつ、暖まることができる
純ガソリン車では、エンジンの排熱で車室内を温めることができたため、加熱のためのエネルギーは不要でした。
しかし、エンジンの効率が高められたハイブリッドカーは、排熱がほとんどなく、車内が暖まりにくいです。
電気自動車は、航続距離を縮めないために、できるだけエネルギー消費を抑えたいところ。
また最近では、日産の「乗る前エアコン」のように、遠隔操作で事前に起動できるタイプも登場しています。
電動化が進む未来においては、冬を快適に過ごすために、標準装備として欲しいアイテムです。
駐車時の強い味方「全方位カメラ」
トヨタの「パノラミックビューモニターシステム」や、日産の「アラウンドビューモニター」、
ホンダの「マルチビューカメラシステム」など、メーカーによって名称はさまざまです。
クルマの周囲に設置されたカメラで撮像した画像を合成することで、クルマの俯瞰映像をモニターに表示することで死角を減らしてくれるシステム。
運転経験の浅い人や、そもそも運転が苦手な人にとって、強い味方。
狭い場所でも、モニターで確認しながら運転することで、難なく切り抜けることができます。
↑日産「キックス」の「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」。クルマの周囲を俯瞰映像で確認することで、狭い場所でも安心して運転できる
ただ、高価なメーカー純正カーナビゲーションシステムとセット販売が多く、なかなか導入しずらいアイテムでもあります。
ADAS機能の普及により、カメラが標準で搭載されるようになったいま、スマホなどを出力先とすれば、コストの増加を抑えることも容易なはず。
ぜひ標準装備とし、運転に苦手意識を持つ人を救って欲しいと思います。
安全な交通を整えるためには必須!! 「ドライブレコーダー」
前方や後方に設置したカメラで、運転中の動画を記録してくれる「ドライブレコーダー」。交通事故などのトラブルに巻き込まれた際、証拠として活用できるとして普及が進んでいます。
最近はアクションカメラとして、家族や恋人とのドライブの思い出を残すことに利用する人もいるそうです。
↑トヨタ「ヤリス」のドライブレコーダー付きインナーミラー。カメラがミラー裏に収まることで、助手席側の前方視界はすっきりする
自動車保険会社によっては、月額料金でドライブレコーダーを取り付けることができる「ドライブレコーダー特約」付の自動車保険を販売している会社もあります。
もはやなくてはならないドライブレコーダーは、標準化してほしいもの。
ちなみに、トヨタ「ハリアー」は、ADASシステムの部品を利用することでコストを抑え、(最廉価のSグレードを除いて)標準装備されています。
安全な交通環境を整えるためにも、ぜひ標準装備にしてほしいアイテムです
緊急時のスムーズな連絡のために!! 「SOSボタン」
クルマのコネクティッド化と共に、普及し始めている「SOSボタン」。
急な体調不良や、あおり運転をされているときなど、緊急時に押すだけで、外部と繋がることができるシステムです。
助手席からも操作でき、スマホを操作せずとも、走行中にオペレーターに連絡できるため、救急車や警察への要請をスムーズに行うことができます。
↑日産「ルークス」のSOSコール。緊急時に押すだけで、外部と繋がることができる
緊急事態は、いつ発生するかわかりません。ただ、予期できないことが起きたとしても、そのとききちんと対処できれば大事に至ることを避けることもできます。
ぜひ標準装備とし、ユーザーが安心できるクルマを届けてほしいです。
ネットの声
「なんでもかんでも標準装備にすると、ただでさえ価格が上がっているのにさらに高くなるので、欲しい人だけオプションで追加はいいと思います。ただ、この前トヨタの新車契約しましたが、メーカーオプションのセット販売、いらないのまでついてくるのでセット販売物は注文しませんでした。あと、ドラレコは、自分はそうなんだけど任意保険会社にデータが直接行くように保険会社の指定を付けるってパターンも結構あるのかなって思います。」
「ここに書かれてるものは、ほとんど標準装備化されてるんじゃない?全方位カメラも、昔はオプションでしたがバックモニター義務化により、つけなくてはいけなくなってます。シートヒーターなどは、最近では軽自動車でさえ標準装備されています。SOSボタンも、今年販売のモデルにはヒョウジュ装備されています。ディーラーに、これ意味あるの?と質問したら、海外では義務化されているので、つけざるを得ない様です。ドラレコだけは、純正オプションより安くて高機能のものが、量販店で売られてるので、後付けした方がいい。」
「オプションは抱き合わせではなく単品にして欲しいと思いますパノラミックビューモニターはJBLとメーカーナビの抱き合わせとなっているのでかなりの高額になる、フリップダウンと合わせると90万近くになる(キノコミラーが無くなるメリットはあるが)為ディーラーオプションナビとフリップダウンにしました。」