カジノで106億円溶かした大王製紙前会長・井川意高氏の現在地「今は“抜けた”ような状態」
カジノに子会社から借りた総額106億8000万円の資金を費やし、会社法違反(特別背任)の罪で2013年2月に懲役4年の実刑判決が確定、4年近く服役した大王製紙前会長の井川意高氏。
6月27日に出版した「熔ける 再び そして会社も失った」(幻冬舎)では、刑期満了を迎えるとすぐに韓国のカジノに向かい、3000万円を元手に9億円まで増やしたものの、それを再び溶かしてしまったことを明かしています。
あれだけ世間の批判にさらされ、痛い目にあったのに、“ギャンブル狂”は一生治らないのでしょうか。
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抜けたような状態!?
「それが3年前の夏にシンガポールのセントーサ島でバカラを丸1カ月やり続けたら、ギャンブルへの情熱が急に燃え尽きまして……。今は“抜けた”ような状態なんです(笑い)」(井川氏)
“カネの沼”にハマり込むまでギラギラしていた
あれだけ愛して止まなかったギャンブルを“一時中断”している井川氏。最近はどんな生活を送っているのでしょうか。
「42歳で大王製紙の本社社長に就任して経営を軌道に乗せて、“カネの沼”にハマり込むまでの私はギラギラしていました(笑い)。最近は高等遊民を気取っいて、そこそこおいしいものが食べられて、ハマっているスピリタス(96度のキツイ酒)を毎晩元気に飲めればそれでいいやと満足しています。日中は過去の経験を生かして経営者の相談に乗ったり、人のお手伝いをしたりしています。正直、昔はうっとうしいと思っていましたが、今は人の役に立てることが素直に嬉しいと思えるようになりました」(同)
会社でクーデターが
そんな井川氏ですが獄中に向かう過程で起きた、佐光正義氏ら大王製紙の現会長一派による“井川家排除”のクーデター劇だけは「どうしても許せない」と怒りを露わにします。
「あれだけのことをして、会社を追い出されて当然だろう」と思う人も多そうですが、創業家御曹司の井川氏が今頃になって“暴露本”出版に踏み切った理由が「熔ける 再び――」には書かれています。
ネットの声
「昨年、子供が伊予三島(四国中央市)に転勤になったので引っ越しで行きました。町全体が製紙の街でその中心に大王製紙がありました
24時間眠らない街で車の往来も地方の割には激しく、まさに大王製紙の企業城下町という言葉が当てはまります
そのオーナー一族でもある井川意高氏は川之江でも優秀な生徒さんであったとか。英才教育を受けられたのでしょうね。でもって、後に東京に行かれて東大卒で家業でもある大王製紙が安泰ならさぞかし退屈な日々を送られたのでしょうね。そんなときにハマったギャンブルは刺激的だったに違いないと思います
本人の感覚なら、自分のお金なんだから自由に使っても良いだろう、家業だから追い出すのは許せんという意識も分からないではないですが、もう平成ではない令和の会社経営に切り替えないとまた失敗しそうな気がします、いろんなことでも」「のどが乾いたら、水が飲みたくなる。水を適量飲むと満足する。でも、何かを恐れていて自分を見失っているときは、いくら水を飲んでも満足感が得られない。次第に自分が欲している水の量がわからなくなる。常に乾いているような気がして、水を飲みすぎてしまう。周囲の人に、飲みすぎじゃない?と言われると、なんだか反発したくなり、余計に飲むのをやめられなくなる。けんこうおたくは早死にするっていうよね。自分の感覚より、専門家の意見を正しいと思い込むんでしまうから、自分は欲していないのに、1日2リットル水を飲むことが正しいと勝手に自分で枠を作り、その枠の外に出るのが怖くなり、水を飲むことを止める人にイライラしてしまう。依存症というのは「誰かに」依存させられている状態。常に足りないと誰かに思い込まされている。つまり、支配者によって作り出されたもの。支配者の存在に気づくことが依存症から抜け出す第一歩。」
「まぁ批判評価が多くなると思うが、会社社長ってのを一般のサラリーマンと同じ風に考えてはダメだということは、意外と一般には理解できないかもしれない。事業を興して、継続して従業員に給与を払って家賃払って、税金払ってその残り分が会社の純利益なわけだから、その利益の中から社長分、専務、常務などの取締役などの報酬が払われるわけだから、ある意味会社を経営するということはギャンブルをやり続けていると言っても過言ではない、但しそれは製紙会社という、利益は少なくてもほぼ確実に売上があるから、危なくないなら、世間からも株主からも支持される。PLAYER,BANKERどちらかに賭けて勝っていくバカラでは、50%の確率をやり続けるしかない。だから危なっかしくて支持されないと思う。でも経営者たるもの、3000万を9億にした実力は大したもんだ。多分会社を経営していっても、早くやりたいタイプと思う。別の事で頑張ってほしい」
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