江川卓「ピッチャーをダメにしている要因は…」メジャー化するプロ野球に異議!
「今の日本野球には、まずクレームが1個あります。バッター優位の野球になってしまっている。なぜかと言うと…」
日本プロ野球の問題点についてそう断じたのは、「昭和の怪物」江川卓氏。
谷繁元信氏のYouTubeチャンネル〈谷繁ベースボールチャンネル〉に出演してのことです(4月29日付け投稿回)。
目次
レガース(防具)がピッチャーをダメにしている
「ヘルメットはいいでしょう。でも、(肘や脛に)レガース(防具)をつけたら、インコースにピッチャーが投げる意味がなくなってしまうので」
ゆえに「バッターの方が優秀だ」と言われていることに異論を唱えているようで、
「昔の長嶋さんとか、王さんとか、山本浩二さんとか、落合博満さんとか凄いバッターは、頭にボールが来るかもしれないというテイでバッターボックスに立っている。(中略)来るかもしれないというのと、当たっても大丈夫というのは全然違うので、誰が防具を許可したのかって言いたい! それはダメじゃん、ピッチャーをダメにしてるじゃん!」
インコースのコントロールをダメにしている
ピッチャーにとって生命線ともいえるインコースのコントロールをダメにしている原因が防具の存在であると、江川氏は問題提起したのでした。
この動画の中で江川氏は、ヘルメットをメジャーから日本に持ってきたのは長嶋茂雄氏だったとも語っています。
良くも悪くも、メジャー化する日本プロ野球の勢いと流れをせき止めるのは難しいのかもしれませんが、江川氏の投げかけにも一理アリと感じるのです。
「たかが野球、されど野球」とは巨人のエースだった江川卓が残した言葉だが、けだし名言だ。負けた日は「たかが」と自分を慰め、勝った日は「されど」と喜びを噛み締める。一粒で二度美味しい。
— キタトシオ (@kitatoshio1982) May 7, 2022
ネットの声
「確かに内角の、最悪当たっても平気、怖い怖くないは、相当影響するでしょうね。
進藤さんが打撃が絶好調な年にデッドボールで離脱したあと踏み込めなくなり、結局.250まで落ちましたね」「江川さんは中日の野口さんがノーヒットノーランしたとき三回の巨人側のベンチの解説でそこまで調子よくないので2順目から打てるみたいに
言ったときにベンチがこう感じてるなら巨人はヒットを一本も打てないかもしれないですって言っててビックリした。」「田淵さんがこめかみ付近へのデッドボールで倒れられたシーンはよく覚えています。やはりあのことがきっかけで耳当てが出来たのですね。
昔はレガースなんて無かったなぁと思ってはいましたが、レガースがもたらした影響については考えたこともありませんでした。
プロの中でも特に秀でていらっしゃるお二人の対談を、とても興味深く視聴させていただきました。是非また実現させていただきたいです。」