「人前で話すのが苦手」なら丸暗記はNG。克服する方法を脳外科医に聞く
「自信がない」、「人にうまく伝えられない」。程度の差こそあれ、誰もが不安は抱えています。
その不安は、「心が弱い」「根性がない」といった精神論からではなく脳の働きによるもの。
抱える不安を分析し、脳のメカニズムに合わせたトレーニングをすれば、「不安を力に変える」ことができます。
ここでは「相手の話がきちんと聞けているか不安」、「他人に自分の意思がうまく伝えられているか不安」という悩みを抱えるあなたにおすすめの「発声力」の鍛え方についてご紹介します。
目次
「発声力」を強化したほうがいい人はこのタイプ!
□人前で話すことが苦手
□うつっぽい
□歌を歌うことが少ない
□電話対応ができない
□人の話が理解できない
□何度も聞き返してしまう
□1人の時間が長い
ひとつでもついたら当てはまります。
聴覚系&伝達系脳番地をトレーニングしましょう。
【人前で話し下手克服】
1. 話す前はキーワードと数字をインプットする
「今日話すべきテーマは3つで‥」とキーワードと数をリンクさせておいて最低限そのポイントさえ話すことができれば失敗はないはず。
2. SNSに自分の気持ちを投稿
口下手な人ほど、自分の意見を表明する機会を増やすことが必須。— ジジレシピ ◆ 夢を叶えるオンリーワンレシピ (@osyankuuu) September 21, 2022
口下手なので人前で話すのが苦手…
とても口下手で、人前で話をするのが苦手です。
プレゼンの前日などは、いつも緊張して寝付けません。
また、直前まで「暗記した内容を途中で忘れたらどうしよう」
「答えられないような質問が出たらどうしよう」と思い悩み、ドキドキしてしまいます。
人前に出るたびに不安と緊張感にさいなまれるのですが、対処法はありますか?(30代・男性)
相手に質問されてパッと答えられない時、「即答できない」ことだけでもすぐに伝えてくれたら時間を無駄にしないで済むのに、と口下手な夫を見ていて思う。答えが直ぐに出ないのはいいけど、平気で待たせるの違うでしょ。最悪30分40分待たされて「ごめん、わからん」とか言われると張り倒したくなる???♀?
— ぺごちゃま????@1Y6m←39W3D (@prcorichicchi) September 21, 2022
伝えたいキーワードを書き出す
1万人以上の脳を診断・治療した経験をもち、『不安を力に変える』著者の脳内科医・加藤俊徳氏にアドバイスを聞いてきました。
人に何かを伝えるのが苦手な人ほど、伝えたいことを丸暗記する傾向にあります。
しかし、この習慣をやめることが、伝わるコミュニケーションの第一歩になります。
暗記をすると「覚えたことを正確に思い出さねば」と焦って、かえって失敗します。
重要なキーワードを書き出し、そのキーワードだけを覚えて話すようにすれば、仮に暗記した原稿をすっかり忘れていても、多少語り口がおぼつかなくても相手には伝わります。
こうした万が一の事態に備えたセーフティネットを用意しておくだけでも、不安は減っていくはずです。
口下手だからで終わらせないで
口下手さんはそのままでも魅力がある。それでも、もっとステキになるために、試して欲しいことはコレ。
できるだけ自分の考えを文章にしてみて。
明日は何をしたいか決めてみよう。次に、なぜそう思ったのか理由を言語化してみてね。待ってるだけじゃ、もったいないから— とろ??笑顔にする人 (@tutawarukotoba) September 17, 2022
「発声力」を鍛える脳トレーニング
1. 話す前はキーワードと数字をインプットする
大事な話をする前には、キーワードとその数を記憶して。
「今日話すべきテーマは3つで……」と、キーワードと数をリンクさせておいて、最低限そのポイントさえ話すことができれば失敗はないはず。
2. SNSに自分の気持ちを投稿する
口下手な人ほど、自分の意見を表明する機会を増やすことが必須。そのツールとして活用したいのがSNSだ。
最初は他人の投稿にコメントするだけでもいい。SNS上で想いを言語化する経験を積めば、人と対峙した際に言葉が出るようになる。
私が知ってるトップ営業の特徴。「誰にでも態度が変わらない」「先輩、後輩関係なく学ぶ姿勢」「挨拶が全力」「小心者が多い」「営業時間中はつるまない」「あんがい口下手」トップ営業も皆んなと一緒です。違うとしたら、誰にでも出来ることを誰もがやらないレベルて全力でやってることぐらいかなぁ
— 小松茂則@ノーストレス営業の専門家 (@nostress_sales) September 17, 2022
ネットの声
「人前で話す時の自分なりのコツは、1音1音を大きくはっきりとゆっくり話すように強く意識することですね。
どうしても緊張してしまうと無意識に早くその場から離れたいと感じるようで、早口になってしまいます。
せかせかと話し出すと、話が飛んだりトチリも多くなって余計にパニックになってしまうので
とにかくまずはゆっくりはっきり大きく話をしていくと、その内に波に乗っていける感じがします。
そしてどれだけ後半の話がぐだってしまっても最後の締めの、ありがとうございました。をひときわ大きくはっきりと抑揚つけて言うとそれなりに締まります。
あとどうしても緊張したり聴いている方が多くて圧迫を感じる時は1人2人の少数のターゲットを決めてその人たちに話しかけるような心持ちで話をしています。
何かの参考になれればいいのですが。」「仕事、スピーチその他、内容にもよるかと思いますが、経験を重ねる事が重要だと思います。
これは、結婚式のスピーチですが、何度か頼まれて、初めは、当然緊張しすぎてなかなかうまく言えませんでしたが、スピーチに関して言うと、上手く言うというより、やはり気持ちが大事だということを学び、その場にいた他の仲間の結婚式でも頼まれるようになりました。
今も緊張しないというわけではありませんが、以前の様なプレッシャーはなくなりました。
いずれにしても、人の前で話すというのは、よいチャンスだと思って積極的に受けるなりして経験を積んだらいいと思います。」「親しい人でも5人以上になるとちょっと緊張するたちです。
自分の場合は声が小さくて大きくしようとすると声が震えたりして、声が震えると更に緊張するという悪循環。
でも大勢の前に立つ機会が増えてマイクを使うようになったらあら不思議、あまり緊張しなくなりました。
自分が調査して内容について深く理解している場合はむしろ聞いてほしいと思うように心持ちも変化してきました。
やはり場数も必要だと実感しています。」
不安を力に変える ?いま、辛いと感じる人のための脳番地トレーニング42 加藤俊徳 (著) 扶桑社 (2022/6/30) 1,760円
あなたの脳は少し感じやすいだけ!
1万人の脳を診てきた脳内科医が提案
「不安脳」が劇的に変わる42のトレーニング
新型コロナウイルスの蔓延、ロシアのウクライナ侵攻……日々不安を伝えるニュースや出来事に、心が落ち着かないあなたに贈る「脳を劇的に変える」トレーニング。
1万人の脳を診てきた脳内科医の加藤俊徳先生が、「ラクに」「落ち着いて」生きる方法を提案。
[不安脳を変えるトレーニングの例]
感情を口に出す
不安を数値化
ニュースは週1
1000円で買い物
10分早く出勤
音読する
最悪の結果と対比
推し活
etc.
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