お家騒動で話題になった『大塚家具』が消滅へ…
ヤマダデンキが吸収合併
SNSでは「あの親子げんかは何だったのか」の声
目次
大塚家具を吸収合併
家電量販店などを展開するヤマダホールディングス(HD)は2月14日、連結子会社のヤマダデンキが、家具の大型店を各地で運営する大塚家具を5月1日付けで吸収合併すると発表しました。
かつて創業者の父親と長女による経営権を巡る「骨肉の争い」が話題になった大塚家具はブランドとして残るものの、1972年設立の法人は消滅します。
SNSでは「大塚家具」が一時トレンドトップになり
「結局、お家騒動はヤマダに着地か」
「家具屋姫のあとしまつ~」
「あの親子げんかは何だったのか」
などの声が相次いでいました。
大塚家具がなくなるのか……。
世間は無能なエリート気取りの娘が会社を潰したと認識してるけど、実際は創業社長の親父が傾けた会社を何とか売り先が決まるまで維持したというのが正しい。
結果を見れば増収していて、この状態まで持ってこれたのは有能と言っていいと思う。— キリハラモナカ (@kiriharamonaka) February 14, 2022
2021年にヤマダHDの完全子会社
長女の久美子さんが創業者の父・勝久さんから2009年に経営権を獲得した後、業績不振や度重なる経営権争いの末、19年にヤマダの子会社になった大塚家具。
2021年9月には株式交換によりヤマダHDの完全子会社(上場は廃止)となっていた。
大塚家具が消滅か。
あの女社長は天才的だったなぁ。ブランドとしての大塚家具は優秀な家具職人と先代を匠大塚として独立させて不良債権の大塚家具をヤマダ電機に売りつけて誰も損してないもんなぁ。— 5 (@NI_5) February 14, 2022
壮絶な親子ゲンカの末に
長女の久美子さんが創業者の父・勝久さんから2009年に経営権を獲得した後、業績不振や度重なる経営権争いの末、2019年にヤマダの子会社になった大塚家具。
2021年9月には株式交換によりヤマダHDの完全子会社(上場は廃止)となっていました。
我が家のソファは大塚家具で買ったんですよ。新婚時代にショールーム行って「少し値は張りますが一生物ですから」と丁寧に接客してもらって、大人になった実感がしてすごく良かった。あの時のソファは今もリビングにあるけど、子供達にズタボロにされてるので普通にニトリで安物買っておけばよかった。
— 窓際三等兵 (@nekogal21) February 14, 2022
ネットの声
「この会社の場合、イメージ失墜の教科書のような騒動だったと思う。先代もしくは現社長の方針でも騒動が無ければ延命?したと思う。 逆に騒動がメディアに飛び火し、ある意味「世間に広く知られた会社」になったのも事実。それが無ければヤマダホールディングスも知らないままだったかもしれませんし。匠 大塚が存続している事を考えると、高級路線とコネ、格安量販モデルの両極でしか生き残れない時代なんだなぁとも感じます。ブランドイメージが悪いとどの価格帯でも難しいでしょうね」
「親父のタクミ大塚だって、実情は単に縮小して人件費やら経費を抑えた経営にしただけで、とりあえず存続しているだけの状態。規模が大きくなくて歴史も浅いから、いずれジリ貧になれば円満に解散するつもりなんでしょうけどね。自分の余生だけもてばいいつもりなんでしょう。
いってみれば、旧大塚家具のままでいれば娘関係無く同じように傾いて身売りは避けられなかったでしょう。
結果的には母体の無駄な部分をうまいこと娘に預けて、自分だけ身軽にして生き残った格好。
とりあえず生き残っただけですけどね。
誰がやっても、どんなに親子関係が良好でも、順風満帆にはいかなかったと思われます。
時代の流れで業界の構造が変化したことがすべてです。
ヤマダもヨドバシ等の同業他社からどんどん遅れをとっている状態ですし、差別化で生き残りに必死なんでしょうけど、場当たり的、付け焼刃的感が半端ないです。
見通しは暗いですね。」「大塚家具は、社長がかわってからはニトリとは一線を画したカテゴリーのはずなのにライバルとして意識してしまったのだと思います。会員制で逆にマンツーマンのスタイルは若者には好き嫌いありますが、やはり年配のお金に余裕のある顧客層にとっては良いサービスだったのではないでしょうか?」