くりぃむしちゅーは昔“海砂利水魚”ってコンビ名だったよ

有田哲平 コンビ名改名「へこみまくって。嫌だよ」 

つらかった時代に内村光良からかけられた言葉とは

お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の有田哲平(51)が5月30日放送のTBS「賞金奪い合いネタバトル ソウドリ~SOUDORI~シーズン9」に出演。

コンビ名の改名秘話を明かしました。

さまぁ~ずと改名対決

「特別企画・解体新笑」としてお笑いコンビ「平成ノブシコブシ」徳井健太と対談。

「お笑い」について語り合いました。

結成から10年ほど「海砂利水魚」として活動していましたが、2000年に「ウッチャンナンチャン」が司会を務めるTBSのバラエティー番組「新・ウンナンの気分は上々。」で、バカルディ(現さまぁ~ず)と改名をかけて因縁の対決。

海砂利が勝ち、バカルディが改名したのです。

上田置いてきぼりの“くりぃむしちゅー”

さらに1年後にリベンジ対決が行われました。

内村から「(当初改名候補になっていた)『ザ・トライ』はもうやめよっか。有田、好きな食べ物は?」と聞かれ、有田は「クリームシチューですって言ったら、それいいじゃん!って。それで上田置いてきぼりの名前になっちゃったわけよ」と苦笑。

「俺らはガチで負けて。(改名が決まり)へこみまくって。嫌だよ、クリームシチューって。しかも、仕事なんもなくて、1年くらい。どこ行っても、お前らさまぁ~ずの二番煎じになれなかったなって言われて」とつらい思いもしたそう。

そんな時、「半年後くらいだったかな。気分は上々で内村さんがほんとに困った表情で来て、“戻してもいいよ?”って」と明かしたのです。

内村の優しさに感動

内村は「俺も反省したんだ。人生変えるような…申し訳ない。お前らがうちの番組で変えたのに」と詫びたそう。

それでもくりぃむの2人は「いや、せっかくつけていただいたんで、このままやらせてくださいって」と返したといい、有田は「内村さんは優しいよ、ほんと」としみじみ振り返っていました。

ネットの声

「内村の人格だね。辛い時期あったけど、完全に自分の立ち位置確立してる内村は本当の意味で人の痛みがわかる人なんでしょう。
だから慕う人も多い。海砂利水魚って懐かしいです。3日限定で戻すとかやってみてもいいんじゃないかなあと思う。」

「当時の印象ですが、海砂利水魚は何か2人とも威圧感があってあまり笑えませんでした。
でもリチャードホール辺りから「あれ、面白いかも」と感じました。いい意味で丸くなったというか、イジリイジられが活きてきたんだと思います。
改名は劇薬ですが、2組とも実力があったからこそ、なんですね。」

「海砂利水魚って邪悪なお兄さんってボキャブラのキャッチフレーズ通り、ちょっと悪いイメージだったけど、くりぃむしちゅーになって名前からもキャラからも変な棘が取れて、ゴールデンによく起用される今となっては改名は成功だったと思いますね。有田は単独でも面白いんだけど、上田と一緒の番組の方が安心して好き放題にボケてる感じがいいね。」

激変 めまぐるしく動いた30代のこと 上田晋也 (著) ポプラ社 (2022/4/13) 1,540円

いろんなことが目まぐるしく動いた30代。

ようやく仕事が増えはじめ、結婚をし、第一子が生まれ、改名騒動に翻弄され……。

人生で一番激しく変化した上田晋也さんの10年間を綴ったエッセイです。

明石家さんまさん、東野幸治さん、YOUさん、土田晃之さんとのテニス同好会の話から、さまぁ~ずさんや、内田裕也さんなどの、著名人との裏話も盛りだくさん!

【目次】
前書
連絡
代役 ディレクターからの熱意あるオファー
恐縮 私の代わりは誰?
差異 イタズラ電話の副作用
陽気 すべてが別次元、さんまさんワールド
虚栄 素直になりたくて……冬
面接 彼女の両親へご挨拶
誠実 オレ流とテレビ欄と孤独
改名 バカルディ・海砂利水魚との別れの風景
遺憾 いいCMができたと思ったら
天才 古坂大魔王へのアドバイス
無知 お互い様の時間

〈童話突っ込み〉
序文
逆転 ウサギとカメ
正直 金の斧銀の斧
兄弟 3匹の子ブタ
頭巾 赤ずきん
跋文

恫喝 見知らぬ人との電話
余計 そして誰もいなくなった
失礼 なかなか思い出せなくて
忠告 恋愛コーチング
強烈 初めての裕也さん
強烈2 堺正章さんに伺ったロッケンロール伝説
招来 幸福を呼ぶ○○
自由 もしも願いが叶うなら
移動 タクシー運転手奇談
赤恥 お酒にまつわる愚行録
喝破 定食屋の師匠
命名 娘の成長備忘録
後書
感謝

「前作では芸能界での安定したポジションを築いた40代の10年間の経験を綴っていましたが、今回はさらに10年間遡って30代に起きた出来事が中心です。MC仕事の多い上田さんですが、オールナイトや太田上田、上田ちゃんネルでのエビソートトークが好きなら、外れ無しで楽しめる内容です。
是非今度も年代くくりにこだわることなく、太田さん並みにエッセイを出し続けてほしいと思います。」

「本文上の無数の大中小ブッコミ、テレビでMCのイメージしかない人にとっては阿藤快と加藤あいぐらいの差を感じるのでは。前回よりさらに的当度が増したような。ありがとな~」

「電車で、声が漏れないように笑い堪えながら読んでたので肩が揺れ続けて大変でした。
こんなに密度濃く、隙あらば笑わせてくれる本コスパよすぎます。
一番笑ったのは内田裕也さんのくだりですかね…あとは有田さんのフォロワーになれなかった話2つ。
決してそのつもりはなくむしろ偽悪的なところもあるのに、やっぱり人柄のよさが透けて見えるというか、全体を通していやでも伝わってしまう素敵な本です。
それと若干ですが世の中の言葉狩り的コンプラ風潮に対しての、芸人としての密かなファイティングポーズも見えた気がしました。」

 

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