公認会計士YouTuberが宮迫の牛宮城の危険度を指摘

宮迫博之、牛宮城の経営を公認会計士YouTuberが予想 「難しい…」

1月26日、公認会計士ユーチューバーのひねけんさんが自身のYouTubeチャンネル『公認会計士ひねけんの株式投資チャンネル』(登録者数 6.91万人)を更新。

宮迫の焼肉店『牛宮城』の経営について、公認会計士の視点から指摘を加えました。

FL比率で大手を分析

今回、ひねけんさんは「FL比率」という観点から、『牛宮城』の経営を予想していくことに。

「FL比率」とはFood(食材費)と人件費(Labor)の合計金額のことで、比較対象となるのは損益計算書を公表しているチェーン店「あみやき亭」と「ブロンコビリー」。

まず、あみやき亭はF(食材費)が38%、L(人件費)が27%で、FLコストだけで65%に達します。賃貸料も8%という数字ですが、口コミ主体の集客ゆえ広告宣伝/販促費が1%で、営業利益は9%という、飲食としてはかなりいい利益率です。

次にブロンコビリーですが、F(食材費)が27%、L(人件費)が24%で、FLコストで51%。大規模チェーンゆえ仕入れを多くすることで、いいお肉を安く提供するモデルであり、その代わり、広告宣伝/販促費が9%とのこと。

営業利益は12%で、ひねけんさんも「素晴らしい経営だと思います」と大絶賛です。

一方、牛宮城は…

次に、牛宮城の予想パートに。公開されている情報が少ないため予想を含めつつですが、焼肉店の一般的な数値をもとに、F(食材費)を40%、L(人件費)を25%と仮定し、この時点でFLコストは65%に。ひねけんさんによると、かなり期待を込めた数値だとか。

そして、先行投資で使ったお金を9000万円と予測、これを5年間かけて回収していくと仮定します。

月々150万円という金額です。

広告宣伝費をかけなくても、先行投資が大きい分、利益を出すハードルがかなり上がっているようです。

よほどうまくいかないと赤字に?

そして、詳細な資産に。

まず、「客単価1.2万円×1回転(4人がけテーブル席で、3人が座ると仮定)」のケースAでは、売り上げの9%にあたる245万円が利益として出ることに。

次に「客単価8000円×1回転」のケースBでは、残るのは20万円で、ほとんど収支はトントン。

さらに「客単価5000円×1.5回転」のケースCでは、毎月8万円の赤字が出てしまう試算となりました。

もちろんかなりの試算を含むため、もっと良い数字が出る可能性もありますが、いずれにせよ渋谷の一等地で焼肉店を経営することが、かなり難しいのは間違いないようです。

今回の動画に対し、コメント欄ではさまざまな反応が。

「会計士の視点で牛宮城を分析してくれたのはにひねけんさんだけですw 非常に参考になりました」
「すごく勉強になりました」
「値決めは、まさに経営ですね。280万の家賃こわいです」

などの声が寄せられています。

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