綺麗すぎる…90歳目前の岸惠子「深夜までPC作業」「死怖くない」

岸惠子、90歳を目前に控え「昼に起床し深夜までPC作業」「死怖くない」…免許返納、加齢による変化明かす

女優の岸惠子が5月18日、都内でスペシャルトークショー「いまを生きる」(8月12日、神奈川県立音楽堂、同30日、東京・新宿文化センター大ホール)の合同取材会を行いました。

2019年以来のトークショー開催

女優や作家、エッセイスト、ジャーナリストとしても活躍する岸が、自身が人生で体験した驚きの出来事や数々のエピソードを交え、いま最も伝え続けていきたいことなどを語ります。

1951年に映画「我が家は楽し」で女優デビューし、芸能生活は70年以上にわたります。

トークショーが行われる今年8月には、90歳を迎えるが、上品で若々しい美しさはいまだ健在です。

この日の取材会に、黒色の膝丈のスカートにヒール姿で登場した岸は、「奥歯を抜いちゃってしゃべりにくいの」と笑って告白。

コロナ禍で開催予定のトークショーを延期してきたのですが、「(今年)2月9日から怖くて門の外を一歩も出ていないんです。今日はなんだか都会に出てきたとうれしくなってしまいました」と久しぶりの外出に声を弾ませていました。

トークショーへの意欲も

20代でフランス移住を経験した岸は、自身の経験から昨今のコロナ禍やロシア軍によるウクライナへの侵攻を憂慮し

「私が映画界で活躍していた頃より時代はがらりと変わりました。日本人は知識もあるし、分析力もある。だけどあまりにものんきに思えるんです。感覚で分かっていても、行動に出ない。なぜ戦争が終わらないのか、世界の人間の知恵を出す時。そんなようなことを話したい」

とトークショーへの意欲を語りました。

取材会中、はっきりとした滑舌で思いの丈を話し続けた岸ですが、

「私は83歳で免許を返納しましたが、人間って能力が衰えるものです。私なんて、あと3か月で90歳。最近では、脳が丸っきりだめと感じます。右手の指先が麻痺(まひ)して字が書けない。87歳でアクセルとブレーキを踏み間違えてはいけない」

と高齢者が引き起こした自動車事故への憤りを明かしながら、加齢による変化を受け止めることの重要性を訴えたのです。

死は怖くない

90歳を目前に控え「死は全然怖くない」とあっけらかんと話し、自身の健康法については「何にもしないのがいいんじゃないでしょうか」とアドバイス。

「私は、寝たいときに寝ています。お昼ごろまで寝て、3時くらいまで起き、パソコンで書き物をしています」と私生活を語っていました。

ネットの声

「若いですよね。母より8つ上ですが…。
パソコンを触っているのが良い点。うちの両親はパソコン触れず、父はスマホを去年からいじりだしたが、普段は触らず自分から覚える気がない。

やはり、手先に刺激を与えようとしている方は若い。瀬戸内寂聴さんも99歳まで生きたのは、その直前までパソコンで指先を動かし、または筆をとり刺激されていたからではないだろうか?私は55歳見習いたい。」

「岸惠子さんの戦時中の疎開先が実家の近くでした。私は幼い頃から映画好きだったのですが、幼い時、友達のひいお祖母様、ひいお祖父様に岸惠子さんについて良く話してくれたのを覚えています。当時、母とテレビで再放送された映画「君の名は」はを観たのですが、岸さんはもちろん、出演されていた女優さんが皆さんお美しく、子供ながらにときめいたのを覚えています。後の岸さんの役についてのインタビューで「私は主人公の性格とは正反対」とおっしゃっていたのが印象的でした。サバサバして意外に良い意味で気の強い女優さんなんだなと好感を持ちました。ご高齢ではありますが、ヒールを履き、いつも凛としていらっしゃってかっこいいです。健康に気を付けてお元気でいらして欲しいです。」

「日本映画の全盛期に活躍した女優さんは皆90歳近くになって私が知る限り10人にも満たない。この人達は小津安二郎の映画に出演した事があるという経験を共有している。つまり本物を知っているので自信があり毅然としている。そこが今時の女優と根本的に違う。いつまでも時代の証言者として健康でいて欲しい。このコメントを御本人が読まれたら嬉しい。」


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