木下富美子元都議へ懲役１０月、執行猶予３年の有罪判決「二度と自ら運転は行わない」も政界復帰は否定せず
昨年７月の東京都議選期間中などに無免許運転を繰り返したとして、道交法違反の罪で在宅起訴され、議員辞職した元都議の木下富美子被告(55)の判決公判が2月15日、東京地裁で開かれました。
判決は、懲役１０月、執行猶予３年（求刑懲役１０月）の有罪判決が言い渡されたのです。
木下被告は今後、運転しないことを宣言しました。
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都議として責任は重い
木下被告は、黒のジャケット、グレーのスカート姿に黒のパンプスで出廷し、うつむくことなくしっかりと前を向きながら判決を受け入れました。
平出喜一裁判官は、判決理由について２０１７年から約４年の間に計１２回の交通違反、さらに４回の免許停止処分を受けたことを挙げ「常習的な犯行。被告の規範意識には問題がある」と指摘。
「条例制定に携わる都議として、法令をより順守すべき立場であった。責任は重い」としたのです。
一方で、強い社会的非難を受けて都議を辞職したことなどを考慮し、執行猶予を付けました。
判決後は、裁判官の言葉に耳を傾け、小さくうなずく姿も見られました。
無免許運転の木下元都議に懲役10カ月・執行猶予3年の有罪判決が出ましたが
執行猶予なので選挙に立候補できますよね。— ジュネス （jyunesu) (@jyunesu_) February 15, 2022
控訴はしない
判決後の記者会見で木下被告は「無免許運転によって失ったものはあまりにも大きく、日々後悔しかございません。後悔ばかりの毎日です」と反省の弁を語りました。
１月２５日の初公判では計１２回の交通違反について「たくさんでしょうか」と発言したことに批判が殺到しましたが、「決して少なくない違反歴でした」と訂正。
「二度と過ちを繰り返さぬよう自ら運転は行わず、順守意識を高め、自らを律していきたい」と誓ったのです。
控訴はしないということです。
木下元都議については、もう批判は出尽くしてると思うから違う点からなんだけど、前にもツイートしましたが、あれだけ何度も交通違反を繰り返しているところを見ると、一応、試験は合格したとは言え、あまり運転と言うか公道を走るのに向いてなかったんじゃないかと思うのですよね。
— 大田区議会議員_おぎの稔_メタバース議員系Vtuber???????? (@ogino_otaku) February 15, 2022
政界復帰については否定せず
木下被告は、辞職前に「いったん退いて、交通事故の解決に専念したらどうか」と助言していた小池百合子東京都知事（６９）とは今でも連絡を取り合っているとも述べました。
政界復帰の可能性については「政治活動の復帰を含め、将来のことはまだ何も考えられていない状況です」と完全否定はしなかった。
判決によると、２１年５月２９日～７月２日に計７回、公安委員会の運転免許を受けずに板橋区の道路などで乗用車を運転しました。
当時は免許停止中だった。
当て逃げしたとする過失傷害と事故不申告の書類送検容疑は不起訴としました。
言い訳が凄いな。一般的な感覚じゃ無い。殺人じゃなきゃ、何をしてもいいのか？#木下元都議 #木下富美子 pic.twitter.com/JvVTa4uqih
— 犬 (@shiroshiba_yuki) February 15, 2022
ネットの声
「別に見せしめの為にでは無く、単に交通違反が顕著に多く、更には度重なる無免許運転、接触事故による逃走まで行いながらの執行猶予付き判決とは、余りにも甘過ぎる。裁判官自体、交通法の遵守意識が低いのでは無いかと疑う結末。これでは、無免許運転や危険運転、接触事故の逃げ得等に対する歯止めにも成らない。」
「過失傷害と事故不申告の書類送検容疑は不起訴というところに疑問は残る。12回の違反が認定されている時点でもう累犯のようなもの。無免許運転も再犯が多く、執行猶予中にまた無免許で捕まる可能性も大きい。行政処分で失格期間が何年になったのかも知りたいところ。」
「何故次点候補の繰り上げができなくなる３ヶ月過ぎまで辞任しなかったのか。都民ファの議席数を一つでも優位にしたかったのか。疑問が残る。このままでまた立候補するなら都民（有権者）を馬鹿にしている。有権者を無視した人が立候補していいのか。」
