あのこは貴族 山内マリコ (著) 集英社 (2019/5/17)

地方生まれの美紀と東京生まれの華子。

アラサー女子たちの葛藤と成長を描く、山内マリコの傑作長編!

「苦労してないって、人としてダメですよね」――東京生まれの箱入り娘、華子。

「自分は、彼らの世界からあまりにも遠い、辺鄙な場所に生まれ、ただわけもわからず上京してきた、愚かでなにも持たない、まったくの部外者なのだ」――地方生まれ東京在住OL、美紀。

東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育てられたが、20代後半で恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされてしまう。

名門女子校の同級生が次々に結婚するなか、焦ってお見合いを重ねた末に、ハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。

一方、東京で働く美紀は地方生まれの上京組。

猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退し、一時は夜の世界も経験した。

32歳で恋人ナシ、腐れ縁の「幸一郎」とのダラダラした関係に悩み中。

境遇が全く違って出会うはずのなかったふたりの女。

同じ男をきっかけに彼女たちが巡り合うとき、それぞれ思いもよらない世界が拓けて――。

結婚をめぐる女たちの葛藤と解放を描く、渾身の長編小説。

「日経ウーマンにオススメとして記載してあったので、購入してみました。上流階級と中流階級の世界の比較や上流階級の世界が覗き見できるのが面白いです。著者の方の時代にそった流行など経済的背景の知識も豊富で面白い!周りにもススメて回し読みしました。私は紙媒体とキンドル版をそれぞれ買ってしまいました。英訳をしたのを出版して欲しいです。また、
映画化が楽しみです。」

「最近この人の本を良く読んでいますが、とても親しみやすい文面とキャラクターが好きですね。サラッと読めるのも良い所です。著者と同じ位の年齢なら尚のこと楽しいと思います。他の作品も面白いですよ。」

「一気に読めました。本当に面白かった。自分の重ねて読んだり、歩いた事のある東京の高級住宅街を思い出して、アレかと思ったり。良い小説でした。」


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