会いたくて会いたくて 室井滋 (著), 長谷川義史 (イラスト) 小学館 (2021/1/29)

室井滋&長谷川義史が贈る、あったか絵本!

「でもね、会えない分、思いは強くなるんだよ」–

ベストセラー絵本『しげちゃん』のコンビ、女優・室井滋さんと絵本作家・長谷川義史さんの最新作!

いま届けたい、大切な人を想うピュアな気持ちを、柔らかであたたかい色彩で描き出しています。

かけがえのない大切なかたへの贈り物にもオススメです。

コロナ禍は、一番会いたい人に、相手を思えば思うほど会えない、会うのを躊躇するという、これまでにない状況を生み出しました。

そうした中で、この絵本は誕生しました。

「○月×日 日よう日 晴れ
ボク、赤いカーネーションを一本買った。
お花やさんのおばさんはピンク色を一本おまけしてくれたよ。

ひまわりホームにいる
ボクのおばあちゃん

よろこぶかなあ?」

そんなケイちゃんの絵日記から始まる物語。

ママからは「ホームへしばらく行っちゃダメ!」と言われますが、ケイちゃんはおばあちゃんに会いに行きます。

ケイちゃんは無事におばあちゃんに会えるのか。

ドキドキの先に待っているのは驚きの展開。

そしておばあちゃんがケイちゃんに語りかける言葉には、人生で大切にしたい想いが詰まっています。

【編集担当からのおすすめ情報】
コロナ禍は子供たちにはどんなふうに見えているのだろう。将来の見えない不安に苛まれているのはきっと大人だけではないはず。友達と遊んだり、おじいちゃんやおばあちゃんと会うのもはばかれる今、子供たちにちゃんと「繋がっている」こと、「心は通じている」こと、何より「いつもいつまでも愛している」ことを伝えられたらという思いから、室井さんと長谷川さんに絵本のお願いをしました。

長谷川義史さんといえば、『パンやのろくちゃん』や『いいからいいから』をはじめ、ダイナミックであたたかみのある絵が魅力ですが、今回、その魅力はそのままに、新たな挑戦をして頂いています。ガラスペンで描かれた絵は繊細であたたかく、少年とおばあちゃんの心の中が胸に染み込み迫って来ます。そして絵日記部分はクレヨンで。ページをめくるたびに発見と驚きのある絵は一見の価値あり。いつまでも手許に置いて読んで頂きたいと思います。

子供へのプレゼントにはもちろん、大切なかたへの贈り物としても喜ばれると思います。ぜひお手に取ってご覧ください。

「会いたくて会いたくて。その書名に惹きつけられるように手を取りました。コロナ禍で旅行も行けず、友達にも会えず、離れて暮らす親にも長らく会っていません。この絵本は、離れて暮らすおばあちゃんに会いたいと願うケイちゃんが、おばあちゃんのところに行く物語。おばあちゃんを想う気持ちにキュンキュンします。そんなケイちゃんの気持ちに応えるようにおばあちゃんが話しかけます。糸電話で!今は会えない大切な人を心に浮かべ、読んでいると、幸せな気持ちになります。一言そえて離れて暮らす子供や大切な人にプレゼントをしても喜ばれると思います。」

「室井さんのエッセイが楽しくて好きなのですが、絵本を出されたと聞いて、どんなお話かなと思って買いました。「コロナ」の文字は一言も書かれていないのですが、会えない人を思う主人公と、今の自分を重ねて読んでしまいました。会いたい人には、「いま」会いに行かなきゃと思えます。絵日記のような場面や、糸電話の会話をリズミカルに表現するページなど、見た目にも変化が多く、楽しかったです。長谷川さんの絵からは、会いたい人に会えない苦しみや切なさや、それを乗り越えるときの力強さが伝わりました。遠くに住む親戚の子供にも送ってあげようと思います。」


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