
第二次大戦直後のドイツを舞台に迫真の臨場感で描かれた歴史ミステリの傑作
待望の文庫化!
1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が米国製の歯磨き粉に含まれた毒による不審死を遂げる。
米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、なぜか陽気な泥棒を道連れに彼の甥に訃報を伝えに旅出つ――。
圧倒的密度で書かれた歴史ミステリの傑作、待望の文庫化! 解説=酒寄進一
「ベルリンは晴れているか」
ちびちび楽しみに読もうとしたけれど、やはり一気に引き込まれて一気読み。多様なドイツ、色合いの深さが異なるソ連、アメリカ、ユダヤの人々。つまり色んな人々の色んな顔が見える。深緑野分さんの作品に共通する骨太さ、というのはなんなのだろう。 pic.twitter.com/YXVZ42URBS— 鳴蛙 (@noiziefrog) March 19, 2022
第1位 第9回Twitter文学賞(国内編)
第3位 2019年本屋大賞
第2位 このミステリーがすごい! 2019年版(国内編)
第160回直木賞候補
その他各紙誌でも大絶賛!!
この作家の集中力と咀嚼力には、
その若さからは想像もつかないほどの馬力がある。
素直に脱帽!
――逢坂剛
『ベルリンは晴れているか』
深緑野分 #読了舞台は第二次世界大戦直後のベルリン。主人公の生い立ちを軸に、時間を行き来しながら戦争の悲惨さが語られる。善と悪、正義と不義、真実と虚偽のグレーゾーン。他人事ではない悲劇が目の前にある。苦しさと晴れやかさ相反する気持ちを抱え読了。 pic.twitter.com/ao5nRbjfhF
— はっち? (@nk_hachi) March 13, 2022
「新聞書評に引かれて読んでみようと思った。大変面白かったが、面白いからすぐに読めるというのではなく、読みがいもあり、しばらくの間は寝るまでのひと時を楽しむことができた。」
「ユダヤ人、障碍者などの人種差別はもちろんですが、国家と多様性、国家権力vs個人の尊厳という極めて現代にも通じるテーマを扱っております。黙認する罪というのを感じましたが、あの時代にあの場所にいて、自分が黙認以外の選択肢を取れたかというととても難しいかな。集団対個人という風に置き換えば、悪の度合いが違うだけで同じような場面はいくらでもあるはずで、その時に自分は何を考えて判断するべきなのかなと考えるきっかけをくれました。」
「『宝島』に圧倒されたのと勝るとも劣らない、打ちのめされるような読後感を感じてしまう。ナチスドイツ支配下の、人々がショービニズムに染まっていくリアリティ。息苦しさと恐怖。見事に描かれていると思う。連合国の進駐。ソ連とアメリカ軍とドイツ国民の葛藤。そこに、ミステリーを重ね合わせて、読み始めた当初は、御都合主義にすら思えた展開が驚くほど見事に最後に決着してく。こんな小説を読める幸せを感じる。『宝島』にせよ、本書にせよ、沖縄人でもなくドイツ人でもない作者の想像の産物であるが、想像力はときに現実を超えるのである。」
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