祝言島 真梨幸子(著) 小学館 (2021/5/7)

「消された島」をめぐる超弩級イヤミス!

2006年、新宿と赤坂で起きた「十二月一日連続殺人事件」。

死亡した演劇界のカリスマ・一ノ瀬マサカズ、元ポルノ女優の七鬼百合、女優の国崎珠里の共通の知人・七鬼紅玉は、警察の取り調べ中に姿を消し、以来事件は未解決のままだ。

じつは、彼らに共通するものがもう一つあった。それが「祝言島」である。

2017年、九重皐月は大学の授業で「祝言島」のドキュメンタリー映画に出会う。

実在とも都市伝説とも言われる祝言島の様子を収めたフィルムには、陰惨な殺人シーンも収録され、スナッフ映画として上映されたらしい。

母のすすめで映像制作会社でアルバイトを始めた皐月は、「祝言島」に関わる人々の再現ドラマを手にすることに。

どこまでが真実で、どこからが虚構なのか。忌まわしく不穏な日々がそこには収められていた。

「祝言島」開拓に端を発する、女たち3代にわたる数奇な事件。「十二月一日連続殺人事件」の犯人と、その驚くべき動機とは。さらに、殺された人々の本当の共通項とは……。

「イヤミスの女王」が贈る、二度読み、三度読み必至の超絶技巧。

張り巡らされた伏線に最後まで目が離せない。発売当初、驚嘆と絶賛の嵐が起きた本作、待望の文庫化!

【編集担当からのおすすめ情報】
「イヤミスの女王」が手がける本作は、その読み味もさることながら、張り巡らされた伏線と、巧妙に絡み合う人間関係が生み出す謎が最大の魅力。
その緻密さに、ラストまで一気読み、さらに二度、三度と読みたくなること間違いなしです。
執筆時、「こんな作品、二度と無理です」とまで著者に言わしめた、渾身の一冊がついに文庫で登場です!


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