ブラック・ムーン 逢坂剛 (著) 中央公論新社 (2022/2/21) 1,870円

「百舌」シリーズの逢坂剛が放つ、至高のエンターテインメント!

新選組副長・土方歳三は箱館で落命した――はずだった。

頭部に被弾し記憶を失った土方は、内藤隼人と名を変え、彼を慕う時枝ゆらとともにアメリカ西部へと渡る。

隼人は自らの命を狙う元新撰組隊士・高脇との決闘の末、谷底に落下した。

瀕死の隼人を救ったのはトウオムア(黒い月)と名乗る謎の女性。

彼女の目的は一体?

そして隼人の行方不明により、ゆら、ピンキー、ボナーらにも、大きな転機が訪れる。

サムライたちの旅は、いよいよ佳境に迫る!

逢坂剛
1943年東京生まれ。80年『暗殺者グラナダに死す』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。86年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。2013年に日本ミステリー文学大賞、15年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。


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