犬も食わねどチャーリーは笑う 市井点線 (著) 小学館 (2022/9/6) 704円

大切な人との絆を取り戻す絶妙のコメディ!

香取慎吾・主演の同タイトル映画の小説化。

監督により、香取に当て書きされ、「大切な人との関係性を見つめ直すもの」、

そして、「情けない、だらしない、自己中心的な香取慎吾」が描かれている。

結婚4年目を迎える田村裕次郎と日和(ひより)。

表向きは仲良し夫婦だったが、日和がこっそり投稿していたSNS「旦那デスノート」をきっかけに、少しずつ小さなすれ違いがつまびらかになっていく。

二人にとって大切な関係を取り戻そうとする裕次郎と日和。

コミカルな悪口が並ぶ「旦那デスノート」とは対照的に、シリアスなシチュエーションにもがく夫婦。

崩れかけたメロドラマは「ホラーです、いい意味で」。

ユーモアと狂気は紙一重だと気付かされる。誰にでも起こりうることだからこそ誰もが痛感し、共感できる絶妙のコメディだ。


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