朝ごはんを食べていますか?
朝はどうしても忙しくなりがちで、ゆっくりごはんを食べている余裕がない人も多いでしょう。
痩せたくて朝ごはんを抜いている…という人もいるかもしれません。
でも実は、健康とダイエットのためには、朝ごはんこそ欠かせないのです。その理由とは?
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朝ごはんを抜くと血糖値はどうなる?
「朝ごはんを食べた方がいいですか?」と聞くと多くの人は「絶対に食べた方がいいです」と答えるでしょう。
その理由は、血糖値にあるのです。
血糖値は、急激に上昇することが多くなると、動脈硬化や糖尿病などのリスクが高くなると言われています。
どういうときに血糖値が急激に上昇するかというと、糖質の多い食事をしたあとや、朝ごはんを抜いたあとの食事どきなんです。
朝ごはんを抜くと、かなりの空腹状態のところへ昼ごはんが入ってくるので、体はすぐに栄養を吸収しようとします。
そのため、血糖値が急激に上昇してしまうのです。
血糖値が急激に上がると、それを下げようとしてホルモンインシュリンが出るので血糖値自体は下がるのですが、このとき摂った栄養が脂肪に変わってしまうのです。
また、眠くなったりだるくなったりし、いわゆる低血糖の状態になります。
体に負担をかけないためには、3食きちんと食べるようにしましょう。
ダイエットのための朝食抜きは間違いだった?
それでは、ダイエットの観点から考えたらどうでしょうか?
夜早めの時間に食べて昼まで食べない半日断食や、何も食べない日を作る一日断食なども流行していますが、朝ごはんを食べないと痩せるのでしょうか?
朝ごはんを抜くと、前日の夜ごはん後から昼ごはんまでの間が空腹の時間になります。
仕事から帰ってきて22時ごろ夜ごはんを食べるとしても、お昼まで14時間も空腹でいることになるのです。
それを体は“飢餓状態”と捉えてしまうので、次に入ってきた昼ごはんの栄養や脂肪分を必死に体に蓄えようとし、痩せにくい体を作ってしまうのです。
毎日よほど外食が多かったり、お酒をよく飲んだりする人が胃を休めるために断食するのは、いいかもしれません。
しかし、体質的に合わない方もいて、断食することで頭痛や貧血、疲れやすくなる場合もあります。
ダイエットのためにはむしろ体が飢餓状態にならないよう、こまめにちょっとずつ食べる方が痩せやすい体を作るのです。
朝ゆっくりできる人は「バランス重視の和定食」
【メニューと食材】
- ごはん(しらす・小松菜・納豆をのせて)
- 豆腐とネギとわかめの味噌汁
- ミニトマト
- キウイ半分
- 甘酒
豪華に見えますが、朝から料理する時間がない人でも、準備は簡単です。
ごはんとお味噌汁だけでも構いませんが、半分に切ったキウイはスプーンですくえばすぐに食べられます。
ミニトマトは洗うだけでいいので、手軽にビタミンをプラスすることができます。
また、甘酒は“飲む点滴”と言われるほど栄養価が高く、疲れを感じる朝、食欲がない朝は甘酒だけでも飲んでいくといいですよ。
オリーブジュースカプセル <--オリーブジュースもおすすめです
朝はさっと済ませたいなら「ヨーグルト」でさっぱり
【メニューと食材】
・ヨーグルト(無糖ヨーグルト、グラノーラ、季節のフルーツ、ドライフルーツ、はちみつ)
朝からあまり食べられない人や時間がない人には、発酵食品のヨーグルトをベースに、腹持ちがよくなるグラノーラを入れ、季節のフルーツとドライフルーツでビタミンも摂れるようなメニューがおすすめです。
何も食べられない…それならとにかく「味噌汁だけでも飲む」
【メニューと食材】
・味噌汁(味噌、かつお節、焼き海苔)
時間もないし作る元気もないという人や、前夜に飲みすぎて胃が疲れている場合には、簡単な味噌汁がおすすめです。