キネマトグラフィカ 古内一絵 (著) 東京創元社; 文庫版 (2022/3/19) 814円

悩みながら前に進むすべての人へ――

届けたい物語があります。

老舗映画会社の同期六人組は、思い出の映画を見ながら回想する。

あの頃思い描いていた自分に、いまなれているだろうか。

〈マカン・マラン〉シリーズが大ヒット中!

あの頃思い描いていた自分に、いまなれているだろうか――

老舗映画会社に新卒入社し、“平成元年組”と呼ばれた六人の男女。

今はそれぞれの道を歩む彼らが、とある地方映画館で思い出の映画を鑑賞しながら、二十五年前に起きた“フィルムリレー”に思いを馳せる。

フィルムはデータに、劇場はシネコンに……四半世紀の間に映画の形態が移り変わったように、映画と共に生きた彼らの人生もまた変化していった。

働く人すべての心を熱くする、傑作エンターテイメント。

「2018年春、ある地方都市の閉館する映画館に50代の6人の男女が集まった。彼らは平成元年に老舗映画会社に新卒入社した同期生だった。いまは違った道を歩む6人だが、思い出の作品を鑑賞しながら、彼らは自らの新人時代を回想する。いまある自分は、当時に思い描いた姿に近づいているのだろうか。それともずいぶん離れてしまったのだろうか。複雑な思いがこみ上げる。」

「人が人を応援する最高の手立てはエールを送ること。更にそのことを教えてくれる友が近くにいれば最高!
そのことを熱く語っていてグッとくる。カバーイラストの東京駅と女性の意味も分かった。
本の最後の締めは、映画と映画館への溢れんばか愛情と青春賛歌!!咲子の続編が読みたい!!!」

「映画会社で働く同僚6人が何年振りかに再会し、過去を振り返るというストーリーです。26年前に1つの映画のフィルムを順番に渡し、地域を出張した模様が、6人それぞれの語りで章ごとに展開します。6人それぞれ個性があって、同じ会社で働いているのに目的も思っていることも全然違うのが面白かったです。」


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