代理店経営って儲かるの?大切なのはやる気です!

目指せ!代理店収入!

保険代理店の手数料収入はおいしいと思っている人もいるのではないでしょうか。

確かに「儲かる(可能性のある)仕事」であることは間違いありません。

この(可能性のある)というところがミソなのですが…

独立開業している中には、年商数億円という保険代理店もいますから、確かに儲かるイメージがあります。

しかし、現実は厳しいのです。

代理店経営が儲かるというのは、年商あるいは年収だけを見て言っている人かもしれません。

また、代理店経営をする人は、保険外交員からたたき上げて開業する人がいるというイメージもあるかもしれません。

多くの顧客を引き連れて代理店を開業するということですよね。

ある程度はいきそうですが、それでは保険の外交員がみんな代理店経営をしているのかというとそうでもないようです。

近くで見ているからこそ、代理店経営の厳しさがわかっているからでしょう。

よく言われるのが、保険代理店として独立して仕事を始めた人が100人いるとします。

すると、1年後には50人も残っていないということです。

3年後に残っている保険代理店は20人くらいです。

それでも、代理店以外で独立開業して生き残る人は1割もいないということですから、代理店経営は普通の開業に比べたらまだまだ生存確率は高そうですね。

もちろん、これは代理店経営という目標がきちんと定まっているからとも言えます。

そして、目標がしっかりとしていて、生存確率が3年後には2割ということですから、代理店経営の厳しさがわかるのではないでしょうか。

5年後でまた少し落ちるようですが、代理店経営をして5年間、生計を立てているのでしたら、そこそこ稼いでいると思っていいでしょう。

ここでわかるのは、成功する人と失敗する人では天地以上の差があるということですね。

もちろん成功するのは一握りの人たちです。

そして、何もしないで成功しているわけではありません。

商才もあるかもしれませんが、人知れず努力をしているからこその成功と言えるのです。

代理店経営から撤退していく人は単に、保険の契約が取れないからです。

また、契約者が解約しているからということになります。

簡単な例をあげてみましょう。

月払い5,000円のがん保険があります。

この契約を取った場合、5年間で受け取る手数料の総額は、1年間にお客さんが支払う保険料の99.3%です。

計算式にすると

5,000円× 12ヶ月×99.3%=59,580円

5年間で約6万円になります。

年収500万円のサラリーマンが5年間働いて2,500万円の収入になります。

例に挙げたがん保険で計算すると5年間で419件の契約が必要になります。

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年間の契約は約84件です。

夫婦での加入を目指すと年間42世帯の契約になります。

月に換算すると、毎月3.5世帯の契約を5年間取り続けてやっと2,500万円、すなわち年収500万円ということになるのです。

ゼロから始めた場合だと、最初の数カ月というか、1,2年の収入は無いに等しいですから、生活できるだけの資金も必要になります。

これでも代理店は楽に稼げると思えますか?

もっとも、そう思えるからこそ保険代理店の経営を目指すのだと思います。

人が動くのですから、当然ですが経費がかかります。

交通費やもちろん自前ですし、ポスターやパンフレット、謝礼なども必要になるでしょう。

それらも当然自分の持ち出しです。

月に4件の保険契約を勝ち取る自信があるのだったら、保険代理店経営はおいしい仕事と言えますね。



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