ディスクロニアの鳩時計 海猫沢めろん (著) 泡影社 (2025/5/27) 3,960円

連載10年、原稿用紙1000枚を超える大長編、ついに完成。

SFにして変格ミステリ、思弁小説にして青春文学。

思想誌『ゲンロン』にて10年にわたり連載された話題作『ディスクロニアの鳩時計』。

あらゆるジャンルを横断しながら、現実と虚構を交錯させる、“メタリアルフィクションの極北”とも言うべき大長編。

圧倒的密度で疾走する、記憶と物語の迷宮へ。

拡張現実〈カクリヨ〉と人工知能に覆いつくされた近未来の日本。

孤独な17歳の少年〈白鳥鳥彦〉は、夏祭りの夜、不思議な少女〈時彫幽々夏〉と出会う。

彼女は時間に関するあらゆる事物を収集する謎の大富豪〈時彫家〉の令嬢だった。

その瞳を覗き込んだ瞬間、鳥彦は激しい殺人衝動に貫かれる――

国家権力、量子人工知能を巻き込み、少年の狂気に満ちた計画が始動する。

21世紀のロートレアモンに称讃を、そして唾棄せよ。これは凶悪な進化を遂げた「マルドロールの歌」(暗黒詩篇)だ。
――竹本健治(作家・『匣の中の失楽』)

「時間とは何か」を巡る壮大な探求──崩壊と再構築を繰り返す巨大な謎を描いた、渾身のクロニクル。ノベルゲーム、加速器、機械知性、脳科学、最先端AIまで、あらゆるギミックを詰め込んだ現代の千夜一夜物語。
――三宅陽一郎(ゲームAI研究者)

著者について
2004年『左巻キ式ラストリゾート』で小説家デビュー。
2011年『愛についての感じ』(講談社)で第33回野間文芸新人賞候補。
2017年『キッズファイヤー・ドットコム』(講談社)で第39回野間文芸新人賞候補。翌年、同作で第59回熊日文学賞受賞。


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