なぜ人に会うのはつらいのか 斎藤環(著)、佐藤優(著) 中央公論新社 (2022/1/7) 946円

メンタルをすり減らさない38のヒント

「会ったほうが、話が早い」のはなぜか。

それは、会うことが「暴力」だからだ。

人に会うとしんどいのは、予想外の展開があって自分の思い通りにならないからだ。

それでも、人は人に会わなければ始まらない。

自分ひとりで自分の内面をほじくり返しても「欲望」が維持できず、生きる力がわかないからだ。

コロナ禍が明らかにした驚きの人間関係から、しんどい毎日を楽にする38のヒントをメンタルの達人二人が導き出す。

著者について
斎藤環
1961年、岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。爽風会佐々木病院等を経て、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動。著書に『社会的ひきこもり』、『中高年ひきこもり』、『世界が土曜の夜の夢なら』(角川財団学芸賞)、『オープンダイアローグとは何か』、『「社会的うつ病」の治し方』、『心を病んだらいけないの?』(與那覇潤との共著・小林秀雄賞)など多数。

佐藤優
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2005年から作家に。05年発表の『国家の罠』で毎日出版文化賞特別賞、翌06年には『自壊する帝国』で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『修羅場の極意』『ケンカの流儀』『嫉妬と自己愛』など著書多数。池上彰氏との共著に『ニッポン未完の民主主義』、斎藤環氏との共著に『反知性主義とファシズム』がある。


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