俺ではない炎上 浅倉秋成 (著) 双葉社 (2024/6/12) 858円

外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。

「とにかくすぐ戻れ!」どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、大炎上しているらしい。

SNSで犯行を自慢していたそうだが、そのアカウントが誤認されてしまったようだ。誤解はすぐに解けるだろうと楽観視していた泰介だが、成りすましは実に巧妙で誰一人として無実を信じてくれない。

会社も、友人も、家族でさえも……。

ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられる中、泰介は必死の逃亡を続ける。

著者について
1989年生まれ。2012年に『ノワール・レヴナント』で第13回講談社BOX新人賞Powersを受賞し、デビュー。
19年に刊行した『教室が、ひとりになるまで』が第20回本格ミステリ大賞〈小説部門〉候補、第73回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編部門〉候補となる。
さらに、21年に刊行した『六人の嘘つきな大学生』も第12回山田風太郎賞候補、「2022年本屋大賞」ノミネート、第43回吉川英治文学新人賞候補となる。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋の準備をお願いします』『九度目の十八歳を迎えた君と』がある。現在、「ジャンプSQ.」にて連載中の『ショーハショーテン!』(漫画:小畑健)の原作も担当。

「読み始めてすぐに、「誰が犯人で、どんなトリックを使っているのか?そもそも目的は何のか?」がめちゃくちゃ気になりました。
そして、いっきに読み進めてしまい、まんまと作者のトリックにひっかかるという。
めちゃくちゃ面白かったです。
炎上中の人を捕まえてやろうと、警察だけでなく一般人からも追われるのも、スリリングで楽しめました。」

「文章内に仕掛けがあります。そこに気づくとハッとして面白いです。」

「何度か違和感を感じて、それを考えると、一瞬正解に辿り着いていたのに、また違う道に迷い込んでしまう。とても秀逸なプロット。久しぶりに感動したミステリー。」


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