誤解だらけの徳川家康 渡邊大門 (著) 幻冬舎 (2022/7/27) 1,166円

「あの逸話」はすべて作り話だった。

家康は遺訓「人の一生は重荷を負て遠き道を行くが如し」で知られるなど「寡黙な苦労人」と思っている人が多いが、実はこの言葉は後世の創作だった。

「関ヶ原合戦で徳川家の覇権が確立」
「神君伊賀越え」
「真田父子に恐れおののいた」

などは、近年の研究によって事実とはいえないことが判明。

これらは「松平・徳川中心史観」「アンチ家康」によるもので家康の神格化、または面目潰しのためにつくられていたのだ。

本書では家康にまつわる様々な「誤解」を徹底的に検証し真実を解明。

従来の家康像を大きく覆し、新たな歴史を紡ぎ出す。

著者について
渡邊大門(わたなべだいもん)一九六七年、神奈川県生まれ。歴史学者。関西学院大学文学部史学科日本史学専攻卒業。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専攻は日本中世政治史。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。主な著書に、『豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争』『戦国大名の戦さ事情』(ともに柏書房)、『倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史』(星海社新書)、『関ヶ原合戦全史 1582-1615』(草思社)、『ここまでわかった! 本当の信長 知れば知るほどおもしろい50の謎』(知恵の森文庫)、『清須会議 秀吉天下取りのスイッチはいつ入ったのか?』(朝日新書)、『本能寺の変に謎はあるのか? 史料から読み解く、光秀・謀反の真相』(晶文社)などがある。


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