実業家の片瀬耕一は妻の靖代、その妹である早紀と東欧を旅していた。
トランシルバニアに入ったとき、靖代は体調を崩して亡くなってしまう。
異国の地だったが、その土地に埋葬することに。
そこには奇妙な風習があり、棺の中で目覚めた時に鳴らすベルを墓標の十字架に取り付けるのだ。
鳴るはずのないベルが鳴り響くとき、女子大生・亜由美と相棒ドン・ファンは事件に巻き込まれていく! シリーズ第33弾!
表題作ほか「花嫁は滝をのぼる」収録。
【装画の仕事】
赤川次郎さんの『花嫁は三度ベルを鳴らす』(実業之日本社)
表紙カバー描きました。
デザインは高柳雅人さんです。
毎回いろいろな花嫁が登場するこのシリーズも30年以上続いている大作。今回はヨーロッパが舞台です。#イラストレーション #赤川次郎 pic.twitter.com/ZNFzu6bnq0— いわがみ綾子illustrator (@ayako_iwagami) February 4, 2020
赤川次郎
1948年福岡県生まれ。76年『幽霊列車』で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。80年『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞を受賞。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。16年、『東京零年』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。17年にはデビュー以来の著書が600冊を突破という金字塔を達成、作家生活40周年を迎えた。ベストセラーを生み出し続ける国民的作家。
「ミニチュアダックスの男の子と女子大生2人が事件に巻き込まれていくシリーズもの。展開は三毛猫ホームズに似ている。土葬の風習残るドイツの片田舎、真夜中の墓場に響きわたるベルの音??というシチュエーションから始まる物語。どこの国でも女性は強い」
|