不遇の天秤 野良猫たちの物語 最上終 (著) 風詠社 (2021/8/17) 1,430円

野良猫たちの平均寿命は約5年と言われており、飼い猫の平均寿命の約16年と比べ、三分の一以下しか生きられません。

過酷な環境を生き抜くだけでも精一杯なのに、人間に見つかれば殺処分が待っています。

人間の無責任が生み出した責任は人間が取るべきで、彼らが苦しむのは理不尽です。

日本は動物愛護後進国と言われており、2018年度のデータによると、猫の殺処分数は30757匹とされていますが、それは真実なのでしょうか。

そんな残酷な現状を私たちは「知らなかった」ではなく、知ろうとしなかったんです。

――人間との共生を選ぶ猫、また人に背を向け生き抜く決意をする猫、そんなさまざな野良猫たちの過酷な生き様を小説という表現方法で描く。

勝手な都合で平然と飼育を放棄する無責任な人間たちへの警告の物語。

著者について
新潟県生まれ、千葉県育ち。高校を中退後、リゾートホテルに就職。/支配人まで務め、退社後に起業するも僅か2年で廃業。多額の負債を抱え、自殺を試みるが動物たちの癒しに心を救われ、気付かされた想いを世界へと発信するために筆を執る。/一般社団法人・保護猫嚮後会・代表理事/一般社団法人・青少年未来育成協会・代表理事/OFFICE 最上 終・代表/【著作】『鬼ヶ島戦記-Record of Onigashima War-』風詠社(2020年)


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