1日に必要とされる睡眠時間は年齢などによって異なります。
それでも、20~50歳代の働き盛りの世代となれば、1日7~8時間程度が目安といわれています。
それが、平日は忙しさなどから6時間ほどしか寝れていないのであれば、1日1~2時間ずつ不足が生じ、
週末には5時間以上の「睡眠負債」が積み上がってしまう計算になります。
充分寝ているはずなのに、週後半まで体力が持たない、仕事中についウトウトしてしまう、集中力が続かずにミスばかりしてしまう。
休日は寝るだけで終わってしまうといった悩みの陰には、こうした「睡眠負債」が潜んでいるのです。
また、最新の研究の成果によると、「睡眠負債」は脳のパフォーマンスを低下させるだけでなく、
がんや認知症といった深刻な病気のリスクを高めることも分かってきているのです。