国民の20%が睡眠に関する悩みを抱えているということです。
特に、30代以上の不眠は増加傾向にあるといわれています。
不眠症では、睡眠時間は問題ではありません。
大切なのは睡眠の質なのです。
不眠症には4つのタイプがあって、同時に現れることもあるということです。
・入眠困難
眠りに入るまでに30分~1時間以上かかってしまう
・中途覚醒
眠っても夜中に何度も目が覚めてしまう
・早朝覚醒
起きたい時間より2時間以上前に起きてしまう
・熟眠障害
よく眠れなかったと感じてしまうことが多い
上の症状が1ヵ月以上持続していること、そして日中に身体の不調が出ることが不眠症とされているのです。
不眠症の原因
ストレス
プライベートや仕事で蓄積されてきたストレスが交感神経を刺激するのです。
交感神経は起きている時に働く神経ですから、これが原因で不眠に陥ってしまうのです。
身体の病気
高血圧・心臓病などは、胸の苦しさを生じます。
呼吸器の疾患は、咳や発作で安らぐことが難しくなります。
腎臓病・前立腺肥大は、頻尿の原因になり、夜中に起きてしまうことが多くなります。
関節リウマチは、痛みを引き起こし、安眠を妨げることが多くなります。
アレルギー症状は、かゆみで寝つくのが困難になってしまいます。
以上はほんの一例ですが、不眠に繋がるものは病気としての自覚が少なく、放置されがちです。
いつまでも対策を講じないと、不眠も病気も悪化の一途をたどるばかりとなるのです。