痛い在宅医 長尾和宏 (著) ブックマン社 (2017/12/21)

私が今まで、「病院」か「在宅」かという、 二元論でしか語っていなかったとしたら、そして在宅医療の美談しか語っていなかったとしたら、心から謝ります。

だから、あえてこの本を書きました……

在宅医療の光と影を描く本邦初のドキュメンタリー!

父がとても苦しんでいるのに、在宅医も訪問看護師も、臨終のときに来てはくれませんでした。

…在宅看取りなんて簡単にできるものではないのだと、大病院の先生は言いました…

家で看取れば「平穏死」できるなんて、嘘じゃないか!

末期がんの父の在宅看取りを後悔する娘が、 在宅医療界をリードする長尾医師に噛みついた。

大切なのは、どこで死ぬか? ではない。 どう死ぬか? どう見送るか? なんだ。

「家で死にたい」と望む人が6割の今、 最期の望みを叶えるために 必要な条件とは?

--これから訪れる、日本人の死の「現実」をここに書きました。

重いタイトルではありますが、今まで医師のどなたも書いてこなかった衝撃的な内容だと自負しております。

「医療の素人が最後の瞬間に立ち会う覚悟が重要だと学びました。また、医者の不用意な一言に振り回される家族、これが実態なんでしょうね。綺麗事で済まない現実が判る良書です。」

「緩和ケアがうまく行って安らかな在宅死を迎えられた話ばかり聴くと、自分の親が長尾先生が説いたような治療と立ち居振舞いを受けられなかったとき、長尾先生に八つ当たりしてしまう。なぜ親が自宅で苦しい死を迎えたか、そこに至るまでに在宅医が適切な対応をしたのかを検証して、在宅医の難しい点を明らかにしています。」

「リアルな内容で、一気に読みました。在宅医療に関係するスタッフにぜひ読んで欲しいです。それぞれのキャリアや立場で様々な感想があると思いますが、自分の家族の出来事として考える視点が必要だと感じました。」


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