人生が変わる家づくり 兼坂成一(著) 幻冬舎 (2018/6/4)

ハウスメーカー任せでは「よい家」はつくれない!

理想の住まいづくりのために知っておくべき知識とは?

家族が長く快適に過ごせるマイホームづくりの教科書

一生に一度の家づくりで失敗したくない──マイホームを建てようとする人にとっては当然の願いです。

家づくりは、家族の人生にも大きな影響を及ぼす一大イベントです。

だからこそ、多くの人が間取りやデザイン、素材、設備などにこだわり、少なくとも数カ月を費やして理想の住まいを追求します。

しかし、こだわり抜いて建てた住まいであっても、完成して暮らしはじめてから後悔する人が少なくありません。

実はその原因の多くは、建て主の家づくりに関する勘違いから生まれているのです。

本書では、家づくりに関するよくある勘違いを指摘したうえで、正しい知識として、

建築会社の選び方から住宅の性能について、また長く住み続けるためのポイントまでわかりやすく解説します。

家族が快適に、ずっと住み続けられる理想の住まいづくりのために建て主が知っておくべきことを凝縮した一冊です。

「家は、季節ごとの暑さ寒さがあっても、こだわりの自然素材や吹き抜けの大空間といった居心地こそ大切と思ってきましたが、ランニングコストやダウンサイジングを考えて住み替えるにあたってこの本を読み、「高断熱、高気密」だけでない「蓄熱式床暖房」という仕組みに興味を持ちました。
本書では地熱基礎と蓄熱式床暖房の仕組み、結露や温度と湿度の関係、エネルギー効率について、わかりやすく書かれています。断熱材や耐震の仕組みについても、異論反論を踏まえた上で、なぜこの工法を採用するのか、という根拠が明快に示されています。細かく調べて、不安や懸案事項を解決してから先に進みたいタイプの人にも納得の本だと思います。
建築の技術革新は目覚ましく、省エネや自然素材の使い方なども流行が変わっていますが、30年前から試行錯誤してきた反省点も正直に書かれており、著者の誠実な姿勢が伝わってきます。家というものの性能や設備面だけでなく、暮らし方について考えさせられる、何度も読み返したくなる本です。」

「目から鱗です。小学校では高床式住居について学びました。梅雨のある日本では、床下空間は湿度対策として必須で、これまでにもベタ基礎や床下暖房などさまざまに工夫されてきました。この床下空間を無くしてしまおう、というのが株式会社ウエルダンの主張です。なくすことにより地熱を有効に活用出来、その上に高気密・高断熱の家を建てることで住みよい家が作れると云うのです。本当にそんなことが出来るのでしょうか?家を建てようと思っている人は一度は読んでみた方が良い本だと思います。」

「注文住宅を検討している人にはぜひ参考にしたい1冊。平易な文章で簡単に読むことができる。展示場には、ハウスメーカーはたくさんあり、どこも「高気密高断熱」をうたうが、実際は断熱材の施行方法(職人の質)でばらつきはあると指摘する。本では実際に暑い夏や真冬にモデルハウスにいって、スリッパをはかないで体感することを勧める。ただし、エアコンをつけられたり、春や秋に訪れたりすると、なかなか比べることは難しいかもしれない。また、本では、結露のない家の重要性も、家の耐久性という観点から指摘している。」


(クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事