看護師という仕事はとにかく人気が高い職業です。
しかし、いいことばかりではありません。
看護師ならではのマイナスイメージもあるのです。
それは看護師の仕事が特にハードであるということでしょう。
しかも夜勤もありますから生活も不規則になりがち…友達と一緒に遊ぶ時間を確保するのも大変なのです。
ですから、心身ともに健康で使命感の強い人でなければ看護師という仕事は務まらないのです。
しかし、そんな鋼のような心臓を持つ看護師も時には心が折れそうになることもあります。
そのときに救われるのが看護師をやっていて良かったと思える瞬間なのです。
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患者さんの一言に救われる
看護師の仕事は楽ではありません。
患者さんの大切な命を預かっているのですから、当然ですし、そこにミスは許されないのです。
看護師という仕事は絶えず緊張と身を削られるようなプレッシャーにさらされるとても大変な仕事なのです。
特に新人の看護師であれば先輩の影に隠れていればいいのではなく、その医療現場の矢面に立たされることもあります。
そのときは自分の知識の無さ、あるいはあまりにもスキルの未熟さに呆然と立ち尽くすしかない場面もあるでしょう。
時には心が折れそうになることもあります。
少し前の調査結果になりますが、新人看護師の離職率は1年以内で実に8.9%ということですから、看護師の仕事のハードさを改めて指し示しているといえます。
そんな看護師にも一筋の光明があるのです。
例えば患者さんからの次のような言葉です。
「入ったばかりのあなたは経験不足かもしれません。
それでも私が一番大変なときにあなたは私のそばにいて手を握ってくれました。
それがどれだけ私に勇気をくれたことか…。
だから落ち着いてこれから手術に臨むことができます。
「大変な仕事ですが、これからもがんばってください」
このような言葉、このときは手紙だったようですが、グッと来るものがありますし、それまで心が折れそうな気持ちだったのが、もっとがんばろうと思えるようになるのですから、正に看護師を救った一通の手紙ということになります。
患者さんに寄り添うという気持ちが患者さんの感謝の言葉として返ってきたのです。
これはまさにピュアな心を持った新人看護師にしかできないことかもしれませんね。
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やっぱり患者さんの笑顔が一番
病棟に運ばれてくる患者さんはどうしても最初は表情が暗くなりがちです。
自分の病状に対しての不安があるのでしょう。成人男性であれば仕事のことも気になることだと思います。
看護師をやっていて良かったと思える瞬間はそのような患者さんが日々元気になっていくことです。
最初はこわばっていが表情がだんだんと緩んでいって、笑顔に鳴る瞬間というのはいつ見てもいいものです。
そこはやはり看護師になって良かったと思える瞬間ですし、看護師冥利につきる瞬間でもあるのです。
まとめ
看護師は人気のある職業なのですが、それに反して離職率の高い職業でもあります。
なにしろ新人看護師の10人に一人は辞めていくというのですから、大変な仕事であることは間違いないのです。
それでも少しでも長く看護師をやってもらって看護師をやっていて良かったと一度でも思ってもらいたいものです。
そうすると看護師の離職率の高さも飛躍的に改善するのは間違いありません。
看護師という仕事を長く続けている人はそのような看護師をやっていて良かったと思える瞬間を何度でも体験している人たちであることは間違いないでしょう。
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