政権を左右する権力の光と闇
小渕恵三から松野博一まで
誰が一番のワルか?
人事考課を全公開!
【名官房長官=名宰相にあらずを徹底検証! 】
小渕恵三/塩川正十郎/山下徳夫/森山眞弓/坂本三十次/加藤紘一
河野洋平/武村正義/熊谷弘/五十嵐広三/野坂浩賢/梶山静六
村岡兼造/野中広務/青木幹雄/中川秀直/福田康夫/細田博之
安倍晋三/塩崎恭久/与謝野馨/町村信孝/河村建夫/平野博文
仙谷由人/枝野幸男/藤村修/菅義偉/加藤勝信/松野博一
著者と書名で敬遠されそうな乾正人『影の首相 官房長官の閻魔帳』。細田博之について「有能で人格も問題がないのに総理の声がかからない」という旨の記述があり、キングメーカーなきいま、自分からつかみに出ないと総理にはなれないよな、と感じた。枯淡風の福田康夫なども最後はガツガツしていた。
— 蓮華草 (@ohanabatake38) November 29, 2021
◆岸田政権の命運を握るのは新官房長官だ!
なぜ安倍政権は長期政権となり菅政権は短命で終わったのか。
「魔法のカネ」である官房機密費を使い財務省を凌駕し政治主導をリードする「影の首相」の権力の源泉と闇に迫る。
乾正人『「影の首相」官房長官の閻魔帳』、おっかないことで有名だった与謝野馨の妻が遅くまで夜回りに待つ記者陣にキレたのに、乾が「おたくの亭主が家に帰りたくないからこっちも待っているんだ!」などと開き直ったエピソードがすごい。
— 蓮華草 (@ohanabatake38) November 29, 2021
「官房長官にスポットライトを当てて平成・令和の政治を総括した作品。指三番であっと言う間に辞任した宇野氏が首相となった大人の事情、自社さきがけ連立政権誕生のいきさつなど数々の政権交代劇を臨場感とともに味わえました。歴代の総理大臣となるとさすがに顔と名前が全員一致しますが、官房長官は案外記憶に残っていないものですね。乾正人さんの著書は全部読みましたが、この本が一番のおすすめです。」
「小泉さんと安倍さんの関係を、理解できたように思った。小泉純一郎という人は、確かに輝いた人だった。完全に「引退」してしまえばよかったと思う。」
「産経新聞の論説委員長による権力者評。是々非々、冷徹に客観的に観ようと努めている。少なくとも、そうした姿勢を感じる。某テレビ局記者による、とてもナイーブでイノセントな、無自覚な菅義偉礼賛本を読んだばかりだったので、本書を読んだことははいい意味で、想定外の読書体験であった。」
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