「ぴえん」という病 佐々木チワワ (著) 扶桑社 (2021/12/22) 902円

21歳・現役女子大生ライターが送る、衝撃のデビュー作!

歌舞伎町に誕生した「ぴえん系女子」、「トー横キッズ」、「自殺カルチャー」、「新世代ホスト」、「SNS洗脳」……etc、なぜ未成年たちは深い闇に落ちてしまうのか――。

そのリアルを著者自身の実体験と寄り添う取材で書き上げた現代若者論。

巻末には『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』の真鍋昌平氏との対談も実現。

混迷な時代を生きる”ぴえん”な若者たちのリアルを刮目せよ!

午前1時を回った歌舞伎町は、今日も騒がしい――。

路上にはシャンパンボトルを抱えた若い女の子が泣きじゃくり、酔っぱらったホストが女の子と口喧嘩をしている。

ゴジラビル横の広場に移動すれば、明らかに未成年とわかる若い男女が酒を飲み、踊る動画を撮影していた。

彼らのすぐそばには街娼の女性たちが立ち並ぶ。さっきまで男に話しかけていた制服姿の女子高生は、ホテル街に消えた……。

第一章 「ぴえん系女子」の誕生
第二章 「トー横キッズ」の闇
第三章 歌舞伎町「自殺」カルチャー
第四章 「推し活」と「男性性」の消費
第五章 ホストに狂う「ぴえん」たち
第六章 「まなざし」と「SNS洗脳」
特別対談 「九条の大罪」真鍋昌平×「ぴえん系の病」佐々木チワワ
歌舞伎町の住人たちの「病み(闇)」と「承認(光)」

著者について
佐々木チワワ(ささき・ちわわ)
2000年生まれ。慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)在学中。10代のころから歌舞伎町に出入りし、フィールドワークと自身のアクションリサーチを基に「歌舞伎町の社会学」を研究する。歌舞伎町の文化とZ世代にフォーカスした記事を多数執筆

「令和の歌舞伎町を著した本です。テレビやyoutubeで特集されるような表面的にキラキラした部分、ではなく、作者の視点から捉えた歌舞伎町の文化や価値観を知ることができます。出入り自由の繁華街に集う人々の根底に迫る内容になっていて、読み物としてとても面白かったです。現代社会の一部分として、歌舞伎町に無縁の方にもおすすめしたい1冊です。」


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