早世した映画スター市川雷蔵の出自が歌舞伎役者だったことは知られている。
では、雷蔵はなぜ歌舞伎から離れたのか。
そして歌舞伎に戻りたかったのか。
1961年正月、日生劇場で10年ぶりに歌舞伎の舞台を踏み、「勧進帳」の富樫を演じた雷蔵の心のうちは…。
生誕90年、初めて明らかになる「歌舞伎から見た雷蔵」。
歌舞伎役者 市川雷蔵
のらりくらりと生きて大島幸久(著/文)
発行 中央公論新社
四六判 224ページ 定価 2,000円+税
ISBN978-4-12-005457-0
書店発売日2021年8月19日 pic.twitter.com/CTy26svmuW— 流星 (@2B12FxaEvT8G6pl) August 19, 2021
著者について
大島幸久
1947年、東京都生まれ。明治大学を卒業後、報知新聞社で演劇を長く取材。文化部長、編集委員などを経て、退職後、演劇ジャーナリストとなる。鶴屋南北戯曲賞、文化庁芸術祭、芸術選奨などの選考委員、読売演劇大賞投票委員などを歴任。著書に『名優の食卓』など。
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