「犯人はここにいる全員です」
ーーリゾート旅館の支配人が惨殺され、従業員6人が自首したが、彼らの供述にはあいまいな殺意しかなく、支配人が殺された理由がわからない。
完全違法な長時間労働、自己啓発セミナー、妖艶な美人女将……
容疑者達の供述を聞けば聞くほど、予想外の真実が浮かび上がる。
大藪春彦賞を受賞した奇才が放つ衝撃のクライムノベル!
「らんちう」は、金魚鉢の真上からその美しい模様を鑑賞する魚ですが、角度をかえて横から見ると、グロテスクな魚です。今の社会の相対的貧困率は真上からは見えません。タイトルの付け方も素晴らしい作品。広く読まれて欲しい一冊です。#らんちう #赤松利市 #双葉文庫 pic.twitter.com/NNAsBhteUY
— Suica (@suica054) November 11, 2021
「これはもう本当に面白い傑作だと思う。とんでもない傑作。登場人物を把握するのに少し時間がかかったけど、どいつもこいつも根こそぎ面白い奴ら。ドラマ化したら受けると思うが、放送できないか…。」
「作者の小説は展開が読めず、満足感がたまりません。」
「「藻屑蟹」「鯖」が素晴らしかったので「らんちう」も読みましたが、個人的には前2作に比べると劣った出来だと感じました。
著者の魅力は暑苦しい文体(褒め言葉です)と整合性は多少無視しても疾走する強引なストーリー展開の快感だと思うのですが、「らんちう」はその何れもが不完全燃焼という印象です。
しかし、赤松利一という作家が余人をもって代え難いという思いは変わりません。
また次の作品(「ボダ子」かな?)も買ってしまうでしょう。」
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