世界を救う100歳老人 ヨナス・ヨナソン (著)、中村 久里子 (翻訳) 西村書店 (2019/7/1)

アランの101歳の誕生日パーティ祝いに、親友ユーリウスが熱気球を用意した。

乗り込んだはいいが、あることをやらかして、ふたりは一路インド洋上空へ。

大海原を漂流するふたりを助けたのはなんと北朝鮮の船だった。

またたく間にブリーフケースいっぱいの密輸ウランをめぐる地球規模のトップシークレットに巻き込まれ、怒涛の冒険が始まった!

トランプにメルケル、プーチン、金正恩、世界のリーダーが続々登場。紙ナプキンに書かれた機密文書、ナチとの遭遇、大量の違法アスパラガス……。

笑撃のドタバタ歴史改変小説!書評家・杉江松恋氏 解説!冒険小説史上、最高齢の主人公の物語。

煮ても焼いても食えないじじいが百年分の貫禄を見せつけて若造どもを圧倒する。

前作『窓から逃げた100歳老人』 は、45カ国で刊行され、1000万部を突破する大ベストセラーに。
2014年11月映画公開(邦題「100歳の華麗なる冒険」)、2015年 本屋大賞翻訳小説部門 第3位。

「世界一のエンターテナーだと思う。作者のヨナス・ヨナスンの破天荒な筆力に脱帽です。」

「今度は、現在活躍中の世界のリーダー達を手玉にとっちゃいます。金正恩・トランプ・メルケル・プーチンなども百戦錬磨の超前向き101歳老人には振り回されっぱなし。世界をまたにかけて大活躍するドタバタストーリ―は前作同様に痛快で笑えます!熱気球・アスパラガス・タブレット・ナプキン・棺桶・霊視・呪術・サファリ・ブリーフケースなど意外なものが重要なポイントとなってストーリーが常に予想外の面白い展開をみせ、世界の首脳や諜報員もとても人間臭い身近な人として描かれ、同時に複雑な世界情勢を見事にわかりやすく解説・風刺する著者ヨナス・ヨナソンの天才っぷりには前作以上に感銘を受けざるを得ないです。」

「久しぶりのアランワールド、今度の舞台はリアル21世紀。前作『窓から逃げた100歳老人』で爆笑したのがなつかしい。今回もどっぷり満喫しました。アメリカ、ロシア、ドイツ、スイス…現役リーダーたちがどしどし出てきて、いかにもありそうな会話をかわし…。禁断のウランの行方はいったい? 現実の世界情勢(くわしくないけど)が頭にちらつきつつ、ハラハラしながら読了しました。それにしても、現役スウェーデン外相、マルゴットさんはチャーミング! アランの話術も健在です。あちらこちらと脱線し、煙に巻くのはお手の物。世界の不穏さ、憂鬱さを笑いで吹き飛ばしつつ、でもちょっと考えてしまう。101歳でタブレット(の一部機能)をマスターしたのはすごいよね。
個人的には、ホワイトアスパラもグリーンアスパラも大好きです。」


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