四月になれば彼女は 川村元気 (著) 文藝春秋 (2019/7/10) 792円

胸をえぐられる、切なさが溢れだす――

『世界から猫が消えたなら』『億男』『百花』の著者が描く、究極の恋愛小説。

大反響のベストセラーがついに文庫化!

音もなく空気が抜けるように、気づけば「恋」が人生から消えている。
そんな時僕らはどうすべきか?夢中でページをめくった。
――新海誠(アニメーション監督)

こんな物騒で厄介な小説を手放しで褒めていいのか、
わたしは身を震わせる。
――あさのあつこ(作家)

4月、精神科医の藤代のもとに、初めての恋人・ハルから手紙が届いた。

“天空の鏡”ウユニ塩湖からの手紙には、瑞々しい恋の記憶が書かれていた。

だが藤代は1年後に結婚を決めていた。愛しているのかわからない恋人・弥生と。

失った恋に翻弄される12か月がはじまる――

なぜ、恋も愛も、やがては過ぎ去ってしまうのか。

川村元気が挑む、恋愛なき時代における異形の恋愛小説。

“あのときのわたしには、自分よりも大切な人がいた。

それが、永遠に続くものだと信じていた。”

“私たちは愛することをさぼった。面倒くさがった。”

“わたしは愛したときに、はじめて愛された。

それはまるで、日食のようでした。”

解説「失うことの深さ」あさのあつこ

「とっくの昔に置いてきた愛するとか愛されるとかの気持ちや実感、揺らぎや恐れと充足感が、ジワジワと向かってくる作品です。
自分を知り、自分自身を満たして初めて一緒に居る人を満たし始める。
人生で数回読む作品に出会えました。」

「非常に綺麗な状態との表記がありましたが、シミなどは無い程度で非常に綺麗とは言い難い。
折じわや帯が本の途中に挟んでありました。
点検されてないのですね。
この価格なので、仕方なしかな…」

「文字通りだと思います。
刺さる人には刺さる、というか誰にでも刺さると思います。愛とは何かというか考えなくてもいいこと、気づかなくていい人にも気づかせてしまうそんな作品です。でも一度読んでみるといい気がします。今一度考えてみるいい機会になる気がします。」


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