代謝が下がるという事は、消費カロリーが減るということです。
そこで、食べる量を減らして摂取カロリーを1日100kcal減らすとします。
代謝に必要な栄養素まで減らしてしまい消費カロリーが200kcal減ってしまったとします。
そうなると、「摂取カロリー<消費カロリー」にしたつもりなのですが、
代謝が下がったおかげで結果として「摂取カロリー>消費カロリー」になってしまうのです。
それでは、どれだけ頑張っても皮下脂肪を減らすことはできません。
反対に増えていく一方となるわけです。
つまり、食事制限で代謝に必要な栄養まで減らしてしまうと、皮下脂肪は減らずに逆に増えることもあるということです。
食事制限をすると、体がエネルギーの消費量を減らすので痩せなくなるとも言われています。
人間の体は食糧不足に敏感にできています。
食べる量を減らすことで「食糧が足りない」と体が認識してしまうのです。
そこでエネルギー消費量を減らすという指令が脳から出るということですね。
体がエネルギー消費量を減らすためにする指令は、筋肉を減らすことです。
筋肉は付いているだけでエネルギーの消費量を増やしてしまうからです。
筋肉を減らせばエネルギー消費量を減らすことができます。
さらに筋肉が減っても命に係わることはありません。
病気になるリスクも少ないでしょう。
体に悪い影響を及ぼさず消費エネルギーを減らすために筋肉を減らすことになるのです。
1ヶ月に今の体重の5%以上減らしてしまうと、体が消費エネルギーを減らそうと働いてしまいます。
そうなると、急激に体重を減らしてしまうと代謝まで下がってしまいます。
結果として皮下脂肪が減らなくなってしまうという事になるわけです。