免疫専門医が毎日飲んでいる長寿スープ 藤田紘一郎(著) ダイヤモンド社 (2020/10/21)

腸内環境がみるみる整う!

栄養が体にしみ込む、飲む点滴73レシピ

心身の不調が気になる人に……飲んで元気!

免疫力は自分で高めることができます。

この本でお勧めするのは、腸内環境をよくして免疫力を高める『長寿スープ』です。

病気を遠ざける免疫力は腸で作られるため、腸内環境をよくする食品をとることが重要なのです。

著者は、81歳の免疫専門医。健康長寿のために、毎日スープを飲んでいるといいます。

著者が勧める食品には、野菜、発酵食品、肉や魚の骨から出るだしなどがあり、

それをスープでとることで、おいしいだけではなく、栄養素が体に吸収されやすいなどのメリットがあります。

おいしく続けるための73レシピ紹介。

【著者からのメッセージ】

元気で長生きするために免疫力を高めて病気を追い出そう

私は30代のころ、整形外科医として働いていたときに感染免疫学と出会い、以来約50年にわたり、免疫の専門医として研究を続けています。

とはいえ、これまでずっと摂生をしながら健康体で過ごしてきたかというと、実はそうではありませんでした。

50代の半ばくらいまでは食べたいものを食べ、お酒も飲みましたし、不摂生ばかりしていました。痛風や糖尿病もあり、髪も薄く、どちらかといえば不健康だったと思います。

これではいけない!と一念発起して、体にいいとされるさまざまな食事法を自らの体を実験台にして研究するようになりました。

その中で、今も続けているもののひとつが「スープ」です。

スープに出会ってから、大きな病気はもとより、風邪ひとつひかない健康的な体を取り戻しました。

長寿に効く栄養素が体にしみ込む!

そのスープとは、ずばり、腸を強くするスープです。

実は免疫細胞の70%は腸に存在しています。腸を健康にすれば、免疫力が高まり、病気にかかりにくくなります。

では腸を健康にするというのは、どんなことなのでしょう。

腸には善玉菌、悪玉菌、日和(ひより)見(み)菌という3種類の菌が存在します。

読んで字のごとく、善玉菌は免疫力をアップし、体を健康にする菌、悪玉菌はその逆です。

日和見菌というのは、善玉菌にも悪玉菌にもなりうる菌で、全体の約70%がこれ。

善玉菌、悪玉菌が残りの15%くらいずつになります。

このバランスはそれほど大きく変動することはありませんが、食事で日和見菌を善玉菌に変え、善玉菌の割合を20%くらいまで増やすことはできます。

善玉菌の割合を増やし、優位に立たせることが、健康作りのカギとなるのです。

本書では、腸を強くする食材を使った様々なおいしいスープを紹介しています。

毎日の食事にこの「長寿スープ」をプラスすれば、免疫力が高まり、病気になりにくい強い体を作ることができます。

まずは2週間続けてみてください。少しずつでも体は変化していくはずです。


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