逃亡の書 前川仁之 (著) 小学館 (2023/1/13) 1,980円

逃げるはふつうに役に立つ!?

韓国に流れ着いたイエメン難民に会うために済州島に渡り、スペイン・フランスではカタルーニャの音楽家パウ・カザルスとドイツのユダヤ系作家ヴァルター・ベンヤミンの亡命行を辿った。

牛久入管収容所で難民申請者の絶望を目の当たりにし、祖国を追われたウクライナ人とはディズニーシーでビールを飲み交わす。

時代も場所も異なる人びとの「逃げる技法」――それは、彼らの生きる知恵であると同時に国を守る術でもあった!

銃で国を守るのではなく、逃亡者の傍らで平和を生きる。

そんな呼びかけが戦争の時代に胸を衝いた。

逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げてくれ――本書より

韓国・イエメン・スペイン・フランス・ウクライナほか絶滅危惧作家が放つ世界難民紀行、とくと味わえ!


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