逃げるはふつうに役に立つ!?
韓国に流れ着いたイエメン難民に会うために済州島に渡り、スペイン・フランスではカタルーニャの音楽家パウ・カザルスとドイツのユダヤ系作家ヴァルター・ベンヤミンの亡命行を辿った。
牛久入管収容所で難民申請者の絶望を目の当たりにし、祖国を追われたウクライナ人とはディズニーシーでビールを飲み交わす。
前川仁之『逃亡の書』
ウクライナ語を短期習得し、日本にきた避難民と接して、ただ「かわいそうな人」とせずに関わり合いから人間であるがゆえの複雑さを引き出していく。
あるいは、武蔵浦和駅のホームでウクライナ人が日本人に戦地の同胞について語る。この奇異な感じが戦争のリアルなんだなと
— urbansea (@urbansea) January 13, 2023
時代も場所も異なる人びとの「逃げる技法」――それは、彼らの生きる知恵であると同時に国を守る術でもあった!
銃で国を守るのではなく、逃亡者の傍らで平和を生きる。
そんな呼びかけが戦争の時代に胸を衝いた。
逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げてくれ――本書より
『逃亡の書 西へ東へ道つなぎ』(小学館)
逃げていい、逃げてくれ。済州島のイエメン難民。カタルーニャの音楽家パウ・カザルス、ヴァルター・ベンヤミンの亡命行。牛久入管収容所で難民申請者の絶望。祖国を追われたウクライナ人。スペインの旅先で〈ハポン〉姓の小さな港町を訪れた前川仁之さんの旅。 pic.twitter.com/mAk8Mq0w7i— MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 【茶屋町】 (@mjumeda) January 14, 2023
韓国・イエメン・スペイン・フランス・ウクライナほか絶滅危惧作家が放つ世界難民紀行、とくと味わえ!
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