新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実 峰宗太郎(著)、山中浩之(著) 日本経済新聞出版 (2020/12/9)

「新型ワクチンは9割効く、ってどういう意味? 」
「ワクチンができれば、もうマスクはしなくていいの? 」
「なんでこんなに速くワクチンができたの? 」
「あれ、インフルエンザワクチンはいまいち効かないですよね? 」

「新型コロナワクチン」の接種開始を前に、その効果とリスクを巡って議論が盛り上がってきました。

Twitterで5万人のフォロワーを持つ米国研究機関在籍の若手ウイルス免疫学者、峰宗太郎先生が、対話形式でとっても分かりやすく、そして時には辛辣に、新型コロナと人間の免疫系、そしてワクチンを巡るさまざまな問題について語ります。

メディアやネットの情報に踊らされず、パニックを起こさず、冷静に自分の頭で判断するための科学的トピックが満載です。

「知識の正確さと量で手を抜かず、その一方でほどほど、かつ的確な大まかさも兼ね備えた、バランスのとれた分かりやすい本だ。世界的パンデミック発生からほぼ1年経ったが、現時点でも「なんかよく分からないけれど、怖い」という人は少なくない。こういう人が「コロナなんか風邪と同じだ。大したことない」「コロナで死ぬより経済で死ぬ人のほうが多い。経済を優先しろ」的な間違った意見にひっかからないための、「知識のワクチン」として有効だと思う。」

「深くまで理解されているからこそのわかりやすさ。言語化して伝えにくかった部分がきれいにはまっていきます。
私見を述べる箇所は前置きされていることも誠実です。是非、多くの方に読んで欲しいですね。」

「正しく恐れるための基礎知識を得られると共に、情報を得ていくための考え方が示されています。自分は対談形式は苦手ですが、この本はインタビュワーの方が適切に話をまとめ、かつ、一般の方が何を疑問に思い、何処にひっかかっているのか、適宜質問してそれを解消しつつ進むので、読むのが苦になりませんでした。オススメ。」


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