SPレコード入門 基礎知識から史料活用まで 毛利眞人 (著) スタイルノート (2022/5/16) 2,640円

近年アナログレコードへの関心が高まっています。

個人はもとより図書館や博物館からも「古いレコードを所蔵しているものの、年代も記号の意味も分からない」という声が聞かれます。

本書はそんな現場の声から生まれました

趣味性が高いがゆえに学術史料として扱われにくかったSPレコードをいかにして史料として読み解くか。

本書は、昔のレコードを現代に活かす「レコード・アーカイブ学」を提唱し、SPレコードの扱い方、歴史、データベースの現況等を解説した、SPレコード・ガイドブックです。

出版社からのコメント
アナログレコードは長らく静かなブームとして続いています。
近年はweb上の情報やネットオークションの普及によって、SPレコードの蒐集や鑑賞を趣味とするSPレコード人口が増えているそうです。
また世界的な潮流として、歴史的録音のデータベース化によって大学研究でレコード産業史や童謡史などSPレコードを一次史料として扱うケースが増えてきました。
しかしながらSPレコードは趣味性が高く、全貌が可視化されていないがゆえに、映画分野のように史料批判のベースとなる場が設けられていないのが現状です。
そこで「SPレコードの扱い方・情報の読み方」を主軸とし、初心者にも分かりやすいSPレコードの入門書としての面を持ちつつも、個人はもとより、博物館などレコード所蔵館の現場で実用的に使えるマニュアルともなるように本書は制作されました。

著者について
1972 年生まれ。音楽評論家・レコード史家。2019年10月、ボン大学に於いてSPレコードの分類活用に関するワークショップと講演を行なう。2022年4月現在、ボン大学・片岡プロジェクト及び早稲田大学演劇博物館の招聘研究員。ビクター・エンタテインメントやインディーズレーベル「ぐらもくらぶ」でSP 盤復刻CD の音源提供・監修を手がけるほか、テレビ番組のリサーチャー、蓄音機を用いたコンサート・講座を行なっている。

「不明な点が多い100年も昔のSPレコードについてとても詳しく、そしてわかりやすく書かれているマニアにとっては必携の一冊になると思います。」


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