1800年代後半からモハメド・アリが王座を失うまでの約一世紀。
彼らこそは、近代史をも動かした人類最強の男だった。
ボクシング黎明期からモハメド・アリに至る、26人のヘビー級王者たち。
彼らはその圧倒的な強さとカリスマ性で、激動のアメリカ近代史、ひいては世界の趨勢をも動かす存在だった。
『ボックス!』でボクサーの世界を描いた著者が、唯一無二の男たちの栄光と悲哀を余すことなく綴ります。
読者を熱狂と興奮のリングに引き摺り込む感動の巨編。
#百田尚樹 氏の『地上最強の男』
不覚にも泣いてしまった…ジョー・ルイスとマックス・シュメリング。アメリカとドイツ。国家を背負った戦い。
勝ったルイスは素晴らしい。だが、私は、自らの良心に従い信念を貫くシュメリングの生き様に胸が熱くなった!
日本人が忘れかけているものが
ここにある pic.twitter.com/TnPrfCfSJ5— ??Chat Noir 黒猫?? ???????????????? (@chat_noir_9625) July 13, 2020
「ボクシングのヘビー級チャンピオンを最強の男と定義する事について、総合格闘技派やキックボクシング派など、それぞれに異論・持論はあると思う。
だが、過去から現在にいたるまで、世界で最も権威ある格闘スポーツがボクシングである事に異論をはさむ人はそれほど多くはないはず。
1つのリングに2人の男。武器として使っていいのは己の2つの拳のみ。
そのストイックさが古代から現代に至るまで、人々を魅了し続けている。そのボクシングの中でも最重量のクラスであり、最強であるヘビー級にスポットを当てて、当代一流の小説家・百田氏が記した王者列伝。
少しでもボクシングに興味がある人は手に取って欲しい。
掛け値なしにおもしろい。
白人の怒りを一身に受けて戦った“史上最強のボクサー”ジャック・ジョンソン、
米国の栄光と黒人の地位向上を双肩に背負って戦ったジョー・ルイス、
強打“スージーQ”ロッキー・マルシアノ、
“天からの贈り物”天才モハメド・アリ、
“アリのアゴを砕いた男”ジョー・フレイジャー、
そのフレイジャーを子供扱いしてしまう“怪物”ジョージ・フォアマン等々、
熱い男たちの戦いがつづられています。
血湧き肉躍るとはこのこと。
おすすめの一冊。」