まずはシャンプーの働きを考えてみましょう。
シャンプーは髪の毛を洗うためのものではありません。
洗髪というので髪の毛を洗うという印象が強いのですが、それはあくまでも副次的なもので、シャンプーの本来の狙いは頭皮の洗浄にあります。
髪の毛の汚れも当然落ちますが、基本的に頭皮から出ていった髪の毛というのは、死んでいるものですから、それほどケアをしなくてもいいという認識で大丈夫です。
大事なのは頭皮にある毛穴から髪の毛が生えているかを考えたほうがいいのです。
さて、その頭皮ですが、頭皮保護効果のあるシャンプーでしたら、頭皮に優しいシャンプーといえます。
洗浄力の強いシャンプーでしたら、本来頭皮を守らなくてはいけない皮脂も洗浄してしまうからです。
皮脂は多すぎても毛根を塞いでしまいますが、少なすぎると頭皮を傷めてしまいます。
適度に皮脂の量を保つにも頭皮保護機能のあるシャンプーがオススメなのです。
適度なバランスのある頭皮保護シャンプーであれば、抜け毛を大きく予防する効果があると考えていいです。
毛根の周りの皮脂を綺麗に取り除いたほうが抜け毛は減らせるという考えもあるのですが、毛根を健やかに保つためにも皮脂は大切なのです。